人気YouTuberのピューディパイが、謝罪することとなった。
先日、チャンネル登録者数1億1100万人を誇るスウェーデン人YouTuber、ピューディパイことフェリックス・シェルベリが投稿する動画が炎上する事態となった。
【動画】My Dog Cringes at TikToks..（問題となった部分は現在削除されている）
彼はこの中で、聴覚障がいを持つTikTokクリエイター、スカーレット・メイが、ファストフード店にてドライブスルーでテイクアウトする動画をネタにしたのだ。
スカーレット・メイは視覚障がい者の日常を発信しているTikTokerで、コミュニケーション手段は手話だ。そんな彼女の特徴は、美しくデコレーションされた長い爪だった。
ピューディパイは自身の愛犬マヤをヒザにのせると、犬の長い爪をカメラに向けながら、「ほら、彼女はきみのクレイジーな爪とおんなじだよ」と、スカーレットの長い爪をイジるかのような発言をしたのだ。
さらにピューディパイがスカーレットの声色をマネながら、まるで犬が話しているかのように、「あら、私の長い爪が、あなたたちの気を引いてしまっているのかしら」と口にしたことから、「まるでスカーレットのことをバカにしているように見える」と批判の声が殺到した。
その後ピューディパイは、動画のコメント欄にて以下のように釈明している。
ピューディパイは「ちょっと整理しておきたいんだ。爪の長い女の子の動画は編集したよ。彼女の耳が聞こえないなんて、ちっとも知らなかったんだ」とつづると、「でも、気づかなかったっていうのはやっぱりマヌケだな。それでも、この動画を通してみるとぼくがからかったのは彼女の長い爪だけなんだ」と、言い訳ともとれるコメントを残していた。
さらに声をマネたと言われていることについては、「愛犬の声については、もう何年もやってきているのと同じだ」と主張している。そのうえでピューディパイは、「まあとにかく、まちがったことをした。申し訳ない」と謝罪している。
なお、この一連の騒動についてスカーレット本人は、ツイッターにて「どう感じるかって？すごく奇妙で、なんだか必要なかったような気もするけど。特におどろいていないわ。慣れてるし」と冷静に受け止めつつ、「聴覚障がい者のコミュニティにおいて、私は長い爪を使って手話をすることを普通にしようと取り組んでいるの。でも、大物クリエイターが突然現れて、そんな努力を100万歩後退させたのだから、悔しいわよね」と、本音をもらした。
