インスタグラムが、大幅な変更を躊躇(ちゅうちょ)しているようだ。
2010年から展開され、いまや世界で10億以上のアクティブアカウントが存在する写真共有SNS「インスタグラム」。リリース当時は静止画を公開するSNSとして人気を集め、日本では「インスタ映え」という単語まで登場した。
そんなインスタグラムだが、ここ最近動画共有アプリ「TikTok」を意識してか、デザインの微調整や短編動画「リール」機能に焦点をあてたフィードに変更するなど、全体的に「動画」中心にシフトしてきている。
しかしこのことに、インスタグラムで大きな影響力をもつカイリー・ジェンナーやキム・カーダシアンらが反発。「インスタグラムを元のインスタグラムに戻して」と呼びかける事態となっている。
これに対し、インスタグラムのCEOアダム・モッセーリは急きょ、ユーザーに理解を求めるメッセージを動画で配信したが、この対応がさらなる批判を浴びることとなっていた。
そんな中アダム・モッセーリが「Platformer」誌のインタビューに応じ、同社としてのアプローチを考え直す必要があることに言及したのだ。
「我々としては、リスクをとって良かったと考えています。ほとんど失敗することがない挑戦なのであれば、それは十分に大きく、大胆に考えたものではないということですからね」と、一旦は同社の姿勢を受け入れたモッセーリだったが、「しかし、現在の我々は一度大きく一歩下がり、再編成する必要があります。そうして多くのことを学んだあとに、新しいアイデアを持って戻ってくる。これを繰り返すのです。我々は、これをやりとげようとしているのです」と、ユーザーからの批判に応える可能性があることをほのめかした。
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