アメリカのジョー・バイデン大統領が、療養明けから数日後に再び新型コロナウイルスの検査で陽性となったことがわかった。
7月30日(土)、ジョー・バイデン大統領はツイッターにて自ら再び陽性反応が出たことを報告。その上で、このようないわゆる『リバウンド』と呼ばれる症状は、この病気を治療する際に使用する抗ウイルス薬『パキロビット』を処方されたごくわずかな人々に起こることを説明した。
さらに「症状はありませんが、周囲の方々の安全のため、自主隔離をします。しばらく自宅で仕事をしますが、すぐに復帰するでしょう」とつづっていた。
バイデン大統領が新型コロナウイルスに感染したのは7月21日(木)のこと。すぐに自宅隔離に入ると、治療のためパキロビットを服用し、26日(火)の夜には陰性になっていた。
主治医のケヴィン・オコナー医師は今回の陽性反応について、「バイデン大統領はパキロビット服用者のうち、症状が『リバウンド』するごく一部の例に該当した」と書簡にて説明していた。
そしてバイデン大統領が抗原検査にて陽性となったことについて、ケヴィン・オコナー医師は、周囲に感染させる可能性を考え、再び隔離に入るとしたものの、「特に症状は出ていないため、追加の薬を処方する予定はない」と付け加えている。
アメリカ政府によると、バイデン大統領は今週、デラウェア州とミシガン州へ訪問する予定となっていたが、キャンセルすることになったという。ミシガン州への訪問はハイテク製造業のための資金調達の推進が目的だったが、今後オンラインでの参加になるかどうかは不明だ。
オコナー医師はバイデン大統領の現状について、「現時点で特別な治療を行う必要はないが、これまで通り、注意深く観察を続ける」と報告している。
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