ニューメキシコ州アルバカーキに「ブレイキング・バッド」のブロンズ像が登場した。
7月29日(金)、アルバカーキのコンベンションセンターに設置されたのは、人気海外ドラマ「ブレイキング・バッド」の主要キャラクター、ウォルター・ホワイトとジェシー・ピンクマンのブロンズ像。同作の監督ヴィンス・ギリガンと制作を手がけたソニー・ピクチャーズが寄贈したものだ。
除幕式には監督ヴィンス・ギリガンをはじめ、アルバカーキ市長ティム・ケラーら地元の政治家たち、さらにブロンズ像になった2人を演じたブライアン・クランストンとアーロン・ポールも出席している。
The recently unveiled #BreakingBad statues of Walter White and Jesse Pinkman in Albuquerque. pic.twitter.com/Qq7PQ3rJhb
— Pictures that are incredible (@vitapictures_) July 30, 2022
「ブレイキング・バッド」は2008年から2013年にかけて米AMCチャンネルで放送されたテレビドラマ。ニューメキシコ州アルバカーキという都市が実際に抱えている麻薬中毒や犯罪といった社会問題に真っ向から切り込みつつ、州全体をロケ地として盛り上げた。現在はこの作品の前日譚「ベター・コール・ソウル」も配信されている。
今回、ブロンズ像となった2人は、「ブレイキング・バッド」内で違法薬物を製造・販売するキャラクター。そのためギリガン監督は除幕式にて、フィクションとはいえ「悪名高い2人」の像が、ニューメキシコ州で全員から愛されることはないだろうと認識していると述べた。
「真面目な話、まちがいなく何人かの人は、この像を見て、皮肉を込めて『わあ、これこそ、我々の街が必要としていたものだ』って言うのでしょう。わかりますよ」と語ったギリアン監督だったが、「私は、アメリカ史上最高の演技をする2人の俳優を見てきました。この像からは、彼らが役として描いた悲劇的人物、そして教訓的物語を見ることができるのです」とブロンズ像設置の意義を強調した。
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