『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』などで知られるアナ・デ・アルマスが、マリリン・モンローを演じることで話題のネットフリックス映画『Blonde(原題)』。予告編公開後に、アナのキューバなまりの話し方について反発の声が上がっていたが、これに対し、マリリン・モンロー財団が擁護する姿勢を見せた。
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『Blonde(原題)』は、作家のジョイス・キャロル・オーツの同名小説が原作。マリリン・モンロー(ノーマ・ジーン・ベイカー)がアメリカの田舎町の少女からハリウッドのスター女優への人生をたどり、その旅における数々の試練を描いたフィクションの伝記で、アンドリュー・ドミニク監督がこの作品を映画化した。ネットフリックスのオリジナルコンテンツで、NC-17レーティング(17歳未満視聴禁止映)となったことでも話題になっている。
予告編が公開された際、アナのキューバなまりが残っていることが明らかに。これに批判的な反発も上がっているが、その一方で、アナの訛りと映画の出来は無関係という声も上がっていた。
モンローの遺産管理会社は『Blonde(原題)』を公式に許可していないが、アナのキャスティングを支持する声をすぐに上げた。マリリン・モンローの遺産を所有するオーセンティック・ブランズ・グループのエンターテインメント担当社長マーク・ローゼンは、「マリリン・モンローは、世代や歴史を超えたハリウッドとポップカルチャーの特別なアイコンです。この役に挑戦する俳優は、大きな役割を担うことを知っています。予告編を見ただけで、マリリンの魅力、人間性、そして弱さをとらえたアナは、すばらしいキャスティングだったと思います。映画の全貌を見るのが待ちきれません!」とコメントした。
アナは以前、ロンドンのタイムズ紙に、撮影が始まる前にモンローのアクセントや特徴的な息づかいを表現するために1年近くを費やしたことを明かしていた。彼女はその過酷なプロセスを「大きな拷問」と表現し、9カ月以上にわたる方言指導とADRセッションの後、「脳が焼けてしまった」と述べていた。