シルベスター・スタローンが、自身の代表作『ロッキー』のスピンオフ作品企画に強烈なパンチをはなっている。
俳優のシルベスター・スタローンはこのたび、自身のインスタグラムを更新。『ロッキー』シリーズに登場するキャラクター、イワン・ドラゴを中心として描かれるスピンオフ作品『ドラゴ』の企画が進行していることに苦言を呈した。
現在は削除されたこの投稿の中でスタローンは、シリーズのプロデューサーをつとめたアーウィン・ウィンクラーを名指しし、「アーウィン・ウィンクラーとその家族は、ロッキーを吸い尽くそうとしているんだな。ハリウッドでもっともきらわれ、才能もなく、おいぼれたプロデューサーと、そのふがいない子供たちが、次のエサを見つけたようだ。ドラゴというな。吸血鬼どもめ!オレの権利を返せ!!」と、怒りを爆発させると、「歴史上、多くのアーティストが、レコーディング、絵画、執筆など、あらゆる産業においてこういうヤツらから搾取(さくしゅ)され、家庭を破壊されてきた。こういうヤツらが、他人の力で私腹を肥やしてきたんだよ」と続けた。
さらにこの『ドラゴ』に、かつて共演しこの役を演じたドルフ・ラングレンが続投すると知ったスタローンは、「ドルフ、なんで電話の一本もしてくれなかった?」と悔しさをにじませると、「寄生虫プロデューサー」、「搾取された犠牲者アーティスト」とのハッシュタグを添えた。
スタローンは1976年に第一弾『ロッキー』が公開されて以降、『クリード』を含むシリーズ8作品全てにロッキー・バルボア役で出演している。すべての作品で脚本または共同執筆にたずさわるだけでなく、内4本では監督をつとめていた。
なお、ドルフ・ラングレンはスタローンのこの主張を受け、「現時点で正式な脚本もなければ、契約や監督についてもなにも聞いていない。友人のスタローンも何かしら関わっているのだと思っていた」とコメントを発表している。