ジョン・ボイエガが、マーベルから距離を置いている理由を明かしている。
このたび「Men’s Health」誌のインタビューに登場した俳優のジョン・ボイエガは、俳優であれば誰もがあこがれる、マーベルのヒーローシリーズへの参加に興味を持たない理由を語った。
理由はシンプルなもので、ジョンにとってマーベル作品は「ヴィジョンに入っていない」のだという。
「いまのところ、ヴィジョンに入っていないんだよ」と切り出したジョンは、「なんというか、もっと微妙な違いのあることがやりたいんだ。どちらかというと、斬新でフレッシュなアイデアにあふれた、インディーズ作品の中で貢献したいと思ってる。だって、この業界において『アイアンマン』を超える作品をつくるのはすごくむずかしいだろ」と、あえてマーベルに対抗できるような作品に出演したいと打ち明けた。
ジョンといえば、2015年から公開された『スター・ウォーズ』シリーズ続三部作のフィン役としても知られている。
俳優として、大きな夢を持って日々努力しているように見えるジョンだが、インタビューでは過去に、演技から離れることを考えたときもあったことを告白している。
それは2017年、『スター・ウォーズ』シリーズをはじめ、映画『パシフィック・リム: アップライジング』、舞台「Woyzeck」への出演など、忙しすぎる日々が続いた時期のことだった。
「疲れ果てていた。とにかく忙しくて、被害妄想にかられていた」と当時を振り返ったジョンは、「自分の夢に、自分が愛しているはずのものに、押しつぶされそうだったんだ」と付け加えている。
こうして、ジョンはしばらく俳優業を休むことを決意する。その後、精神的にも肉体的にも強くなった彼は再びカメラの前に戻ってきた。
2022年には、8月公開の『ブレイキング』を皮切りに、9月には『The Woman King』、さらに『ゼイ・クローンド・タイロン』(公開日未定)と、3本もの作品が控えている。