ジョニー・デップの元恋人で女優のエレン・バーキンが、彼との交際当時、セックスの前に鎮静催眠薬「クエールード」をわたされたと証言していたことがわかった。
今回の証言は、先日公開された俳優ジョニー・デップと元妻で女優のアンバー・ハードの、6000ページにおよぶ裁判資料の中に記されていたものだ。
この裁判資料の中で、エレン・バーキンは1990年代にジョニーと交際していたことを認めたうえで、初めてセックスにおよんだ際に、「彼は私にクエールードをわたし、『ヤりたい』と言った」と述べている。
さらに、エレンはアンバー・ハード側の弁護人に対し、ジョニーと出会ったのは1990年ごろであったこと、最初は友人関係だったことを明かしている。ジョニーとの関係が恋愛に発展したのはいつごろかと問われたエレンは、「1994年ごろ、私がハリウッドに拠点をうつしたことがきっかけだった」と答えていた。
そして「純粋な、プラトニックな友情関係から、ロマンチックなものになった」と付け加えたエレンだったが、直後に、「『ロマンチック』ではなく『セクシャル(性的)な』に変えてもらえますか?」と記録の訂正を求めたのだった。
エレンによると、交際当初のジョニーは、「愛情深く、周りの人を大切にする人」に見えたという。
しかし、ジョニーがアシスタントの1人を「ブタ」呼ばわりする様子や、スタッフに対し怒鳴り散らすような姿を目撃したことから、エレンの彼に対するイメージはだんだんと「乱暴な人」に変わっていったそうだ。
それでも交際を続けていたエレンだったが、ラスベガスに滞在していたある日、ホテルの部屋でワインのボトルを投げつけられたことから、別れを決意したことを明かしていた。
そのような自らの経験から、エレンは今回、アンバーがジョニーからのDVを告発したことに「ショックを受けていない」と証言している。
今回の内容について、ジョニーの代理人からのコメントは得られていない。