米歌手テイラー・スウィフトが、楽曲「Shake It Off/シェイク・イット・オフ」の歌詞盗用疑惑に反論。「歌詞はすべて自分が書いた」と主張している。
これは、テイラーが2014年にリリースした「Shake It Off」に登場する歌詞「Playas Gon’Play」は、2001年に発表された3LWの同名タイトルからの盗用なのではないかとして、作詞家のショーン・ホールとネイサン・バトラーが、2017年に訴えていたものだ。
【動画】3LW – Playas Gon’ Play
【動画】Taylor Swift – Shake It Off
ショーン・ホールとネイサン・バトラーは、「Shake It Off」の歌詞「Cause the players gonna play, play, play, play, play / And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate.」が、「Playas Gon’ Play」に登場する「“Playas gon’ play / And haters, they gon’ hate」から盗用されたものだと主張している。
現地時間8月8日(現地時間)に連邦裁判所に提出された文書によると、テイラーは著作権侵害を否定。3LWによる「Playas Gon’Play」を「聞いたことがない」と記していたという。
米Billboardが入手した抜粋によると、テイラー側は、盗作だと述べた彼らの訴えを完全否定。「『Shake It Off』の歌詞はすべて自分が書いたもの」だとし、なぜその歌詞を含んだかを説明している。
「歌詞を書くにあたり、私は自分の人生、特に私の個人的な生活に対する世間の容赦ない詮索、クリックさせることだけを目的とした扇動的な報道、大衆操作、そのほかネガティブな個人的な批判を部分的に書きましたが、私はそれをふり払って(Shake It Off)自分の音楽に集中する必要があると学んだのです」
またテイラーは、“players gonna play”“haters gonna hate”という格言は子供時代から広く使われていた格言であり、“プレイヤーを嫌うな、ゲームを嫌え(don’t hate the playa, hate the game)”“落ち着きなさい(take a chill pill)”といった言葉と同類だとも述べている。
また、テイラーは2013年、“haters gonna hate”と書かれたTシャツを着てパフォーマンスをしたこともあったという。
2021年12月、勝敗が読めないとみなした裁判官は、陪審員によって審理にかけることを決定。しかしながら、正式な裁判日程はいまだ決まっていない。
一方で、テイラーの弁護団は、ポップカルチャーでこれほど広く使われている用語を単一の団体が独占することはできないと主張。テイラーの言い分を強く支持している。