DC映画『ザ・フラッシュ(原題)』の主演俳優エズラ・ミラーは、現在進行中の法的論争の中で、今後のDCEU映画のために再撮影を行ったと報じられている。
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エズラといえば、これまで『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『スーサイド・スクワッド』で、フラッシュ役でDCエクステンデッド・ユニバースに登場した。その後、単独映画プロジェクトが進行し、『ザ・フラッシュ (原題)』では、バリー・アレンの背景を探ることになることから期待の声が寄せられていた。またエズラは、世界的に人気なフラッシュというキャラクターをユーモラスに表現したことで高い評価を得ていた。
しかし、エズラのこの単独作品は、プロジェクトが監督や脚本家が降板するなど、たくさんの問題を抱えていた。最終的に『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の監督であるアンディ・ムスキエティがメガホンを取ることになり、この映画は実際に主要撮影に入り、2021年末に終了した。しかし、2022年3月末以降、エズラは、ハワイでの数回の逮捕を皮切りに、複数の法的論争に直面することになった。洗脳や、ハラスメント、暴行のなどの報道が出ているが、それでもワーナーはエズラを再キャストすることはないと言われている。
そんな中、THRの新たな報道よると、エズラは夏に定期的に行われる再撮影に参加。エズラがこの映画のためにどれだけの追加映像を撮影したかは明らかにされていないが、撮影は彼の法廷論争が続く中で行われたようだ。THRのレポートによると、『ザ・フラッシュ (原題)』の米公開日は2023年6月に予定されているが、内部関係者は 「スタジオはあらゆる選択肢を評価している 」と語っている。
この『ザ・フラッシュ (原題)』再撮影の件は、エズラがバーモント州警察から重罪の強盗罪で起訴されてから24時間も経たない間に報道された。エズラは、現地時間9月26日(月)にバーモント州高等裁判所ベニントン刑事課で罪状認否に出廷することになっている。今のところ、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、2022年のエズラの数々の法廷論争についてコメントを出していない。