2007年から2012年にかけてニコロデオンで放送されたティーン向けシットコム「iCarly(アイ・カーリー)」や「サム&キャット」への出演で知られるジェネット・マッカーディが、「iCarly(アイ・カーリー)」のリブート版への参加を断ったことについてその詳細を明かした。
ジェネット・マッカーディといえば、8月9日に自身の回顧録「I’m Glad My Mom Died」を出版。著書の中でジェネットは、亡くなった毒母との関係、ニコロデオン時代にクリエイターから精神的、肉体的虐待を受けたことを暴露。クリエイターから飲酒をすすめられたこと、ビキニを着るよう言われたこと、さらにそういったことを口外するなとして口止め料30万ドル(約4000万円)を提示されたことを明らかにした。
ジェネットの代表作「iCarly(アイ・カーリー)」は、昨年リブート版が動画配信サービス「Paramount+(パラマウントプラス)」にて配信開始に。主演のミランダ・コスグローヴは続投したが、ジェネットは女優業を引退し脚本と監督業に専念すると明かしていたことから、リブート版への参加は断っていた。
そんなジェネットが、リブート版への参加を断った本当の理由とその詳細について、Entertainment Tonightのインタビューの中で明かしている。
ジェネットは、リブート版への参加をすすめてきたミランダ・コスグローヴに対し「ミランダ、私はリブート版をやらないわ。あなたが言っても説得できないわ」と、電話で話したという。
ミランダとの会話についてジェネットは「ミランダは、リブート版が私たちキャストにとって『そこに戻る』機会になるかもしれないし、そこから何か他の機会を得られるかもしれないと思っていると言っていたわ」と回想。それでもイエスと言わないジェネットにミランダは「本当にいいお金よ」と言ったという。
ジェネットはミランダに対し「でも、お金よりも大切なものがある。私の精神的な健康と幸せが優先よ」と伝えたという。「沈黙の瞬間があって、言い過ぎたとも、言い過ぎなかったとも思える、稀有な瞬間。自分を正確に表現できたと思うし、言い方を変えようとも思わない。誇らしい気分です。私たちは会話を終え、連絡を取り合うことを約束し、電話を切ったの」と、ミランダにハッキリ伝えたことを明らかにした。
ジェネットとミランダの交友関係は現在もずっと続いており、長年サポートしてくれてきているミランダに対しジェネットは、Entertainment Tonightの取材のなかで「私は本当にミランダのことが大好き。そしてこれからもね。彼女は私の心の中の本当に特別な存在で、彼女は私を人として成長させてくれ、癒してくれた。私も彼女に同じことができていたらいいな。ただただ彼女を愛してる」と語っている。