アレック・ボールドウィンが、自身の映画の撮影現場で起きた銃撃事件を報じ続けるメディアの姿勢に苦言を呈している。
昨年10月、自身が主演する映画『Rust』の撮影現場にて、拳銃の誤射により、撮影監督が亡くなる事故を起こしたアレック・ボールドウィン。このとき拳銃を握っていたのがアレックであったことから、彼の行動を批判する報道が数多く見られた。
そんなアレックが、当時の自身の行動について「引き金をひいていない」と強く主張している。
このたび、YouTube番組「The Chris Cuomo Project」にて、クリス・クオモのインタビューに応じたアレックは、メディアの報道姿勢を批判。「The Post」紙を名指しし、「The Postという新聞は、警察官が暇つぶしにスポーツ欄を読むためだけのものだと思っていた。でも、他にも読んでる人がいると聞いておどろいたよ」と皮肉ると、いまもなお自身を加害者として報じ続ける同紙について、「不公平な報道姿勢だ」と訴えた。
また、事故発生当時、アレックは自身が引き金をひいたことを否定。「ファニング」と呼ばれるテクニックを練習している最中に起こったと主張した。
「ファニング」は、ハンマーを素早くたたくようにして連射するテクニック。アレックによると、事故当時、安全管理者から「弾が入っていないため、安全だ」と言われていたという。
アレックは、この事故で撮影監督が亡くなったのは「悲劇」だったとしたうえで、「その場にいただれもが、何が起こったのか、誰が悪いのか、正確に知っている」と述べていた。
一方、FBIは今回の事故について、アレックの握っていた拳銃は「意図的に引き金をひくことなく、暴発することはない」との報告書を提出している。
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