かつて警察署長を務めていた男性が、ダイアナ元妃が命を落とした事故直後に、残された息子たち2人と交わした会話を振り返っている。
8月16日(火)、UsWeeklyの取材に応えたのは、当時ダイアナ元妃の事故の捜査にあたっていたというジョン・スティーブンス氏。
母を失った直後のウィリアム王子とヘンリー王子に1時間以上にわたり話をしたというジョン・スティーブンス氏は、「もちろん、とてもむずかしい状況でした」と語ると、当時の会話について「母親の死の状況について、15分ほどかけて説明し、その後は彼らから、いつ、どのような状況で起こったのかなど、あらゆる質問に答えました」と明かしている。
スティーブンス氏は会話の詳細こそ明かさなかったものの、当時15歳だったウィリアム王子と12歳だったヘンリー王子の様子は、「非常に感情的なものだった」とし、「彼らは公言してきた通り、猛スピードでダイアナ元妃の車を追いかけ、事故を引き起こしたパパラッチに対しはげしい怒りをあらわにしていました。彼らは、パパラッチのことを快く思っていませんでしたからね。それは確かです」と続けた。
なお、ウィリアム王子はのちに、母を失ったできごとについて、感情を処理するのに「5~7年かかった」と明かしている。
ウィリアム王子は2017年に出演したドキュメンタリー「Diana, Our Mother: Her Life and Legacy」にて、「ゆっくりと人生を立て直し、何が起こったのか理解しようとするのです。最初のショックな段階を乗り越えられるよう、とにかく忙しく過ごしました。5年から7年はかかったと思います」と語っている。
2021年7月、ウィリアム王子とヘンリー王子の兄弟は、ダイアナ元妃の60歳の誕生日を記念しケンジントン宮殿に銅像を設立。母の意志を受け継いでいきたいと呼びかけていた。