人気俳優のブラッド・ピットが、新作映画『ブレット・トレイン』のプロモーションのため、日本の京都でジャパンプレミアを開催した。
伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督でハリウッド映画化したミステリー・アクション超大作『ブレット・トレイン』が、9月1日(木)に劇場公開される。
東京発の京都行き、時速350kmで爆走する超高速列車が本作の舞台であり、列車の「終着地」である京都でジャパン・プレミアが開催された。
ブラッド・ピットは、3年ぶり14回目の来日だが、京都での舞台挨拶は今回が初めて。
監督、キャストたちと新幹線で京都に到着したブラッド・ピットは、TOHOシネマズ 二条の劇場内に用意されたレッドカーペットに到着した。
東京から新幹線に乗って京都に来た感想を聞かれると、「数年前に新幹線で京都に来たことがあるんだけど、映画の撮影は京都の旅を思い出したよ。映画ではセットで撮影したから、今回、新幹線で京都にこれてうれしい」とコメント。さらにこれから日本のファンと会うことについて「京都にこんなにファンがいるとは思わなかったよ!僕こそ京都の大ファンだからうれしいよ」とうれしそうにコメント。レッドカーペットでは集まったファンたちとのセルフィーやサインに応じ、3年ぶりに日本のファンとの交流を楽しんだ。
そして舞台挨拶には、ブラッド・ピット、タンジェリン役で今回が初来日となるアーロン・テイラー=ジョンソン、エルダー役の真田広之、車掌役マシ・オカ、監督のデヴィッド・リーチ、製作のケリー・マコーミック、長年ブラッドの声優を務め、今回レディバグの吹替キャストである堀内賢雄、そしてタレントで同作に登場するキャラ ホーネットの声優を務めたフワちゃんが登壇した。
同作の原作が伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」ということで、脚本を読んだ感想を聞かれたブラッド・ピットは「コロナ禍のロックダウン中に脚本を読んだんだけど、最高だと思ったよ!楽しくすばらしい映画になると思った。旧友のデヴィッド・リーチ監督がやるというのもなにか運命的なものを感じたんだ」とコメント。
またブラッドは、ステージ上でアクリルパネルを挟んでアーロンに寄りかかったり、乗り越えようとしたりと自由に動き、さらに持っているマイクを頭上に投げてキャッチするも失敗するというお茶目な姿を見せると、これにアーロンが「まさにレディバグっぽい(笑)」とツッコミを入れた。
ブラッドとの初共演について聞かれたアーロン・テイラー=ジョンソンは「とにかくブラッドと共演できてうれしかったし、毎日が楽しくてしょうがなかったよ!僕とブラッドとの間ですごい闘いがあるから、見逃さないように!」とコメント。
剣の達人エルダー役の真田広之は、ブラッドとの共演について「とてもフレンドリーで、映画への情熱が激しく、やさしく、日々一緒に撮影をするのが楽しみでした」と語ると、これにブラッドは「逆に僕に『真田さんとの共演はいかがでしたか?』と聞くべきだよ!」「俳優歴55年のベテランしか持ち込めない気品と格をこの作品にもたらしてくれたよ!」と真田への敬意を示した。
車掌役のマシ・オカは「ブラピですよ!?めっちゃレジェンドじゃないですか!緊張してたんですけど、すごい気さくで、寛大で、辛抱強い方なんです。アドリブもあってたくさんテイク撮ったんですけど、割愛されましたね(笑)。でもめちゃくちゃ楽しかったです!」とうれしそうにコメントした。
さらに、製作のケリー・マコーミックは、脚本を読んでから原作を読み、脚本では小説の魂とディテールを見事に描いていると実感したと明かし、デヴィッド・リーチ監督は「見てて楽しい日本を描きたかった。日本文化への愛とリスペクトを込めながらも、誇張していて、アニメや漫画のもつポップさ、日本のアートを取り入れました」と作品について語った。
そして、25年間ブラッドの声優を務め、今回ついに対面を果たした堀内賢雄は、ついにブラッドに会ったことに感激し「フランクでやわらかく、さらに好きになりました。レディバグはツキのない男ですが、僕は超ラッキーな男です!」と語ると、堀内賢雄の声にブラッドは「セクシーだね」とコメントした。
最後にフワちゃんもブラッドに会えて感激したようで「さっきブラピと自撮り100枚くらい撮ったの!とってもステキな映画だから、まじでおもしろいし絶対楽しいよ!役のブラピもかっこいいから!」と、映画を絶賛した。
映画『ブレット・トレイン』は9月1日、全国ロードショー。