人気歌手で俳優のハリー・スタイルズが、自身が出演する新作映画のために書き下ろした楽曲の裏話を明かした。
ハリー・スタイルズが出演する最新映画『Don’t Worry Darling』。ある企業の機密事業「ヴィクトリー・プロジェクト」に基づく実験的理想郷「ヴィクトリー」に住むことになった妻アリス(演:フローレンス・ピュー)と夫ジャック(演:ハリー・スタイルズ)。ジャックら男性陣が日々このプロジェクトに従事する中、アリスら女性陣はコミュニティの美しさ、豪華さ、そして道楽を満喫する。そんな生活にヒビが入り始め、理想的な見かけの裏にひそむ邪悪な何かが見え隠れする。また同作はオリヴィア・ワイルドが監督を務めている。
そんなハリーは、じつは同作のために楽曲を作ったと「Variety」誌に明かした。
劇中でフローレンス・ピュー演じるアリスが、謎の曲を鼻歌で歌っているシーンがあり、その曲は全体を通して目立つようにフィーチャーされており、映画のテーマソングとして機能しているという。
オリヴィアによると、ハリーがメロディーを書くことを申し出たと明かし、脚本には単に「きっかけとなる曲」として書かれていたという。
これについてオリヴィアは、「準備の段階でハリーが私に電話してきて、『きっかけになる楽曲って何?』と聞いてきたから、『わからないわ。いろいろな作家に書いてもらうつもりなの。何かアイディアがあるの?』と聞いたら、彼は『考えておくよ』って言ったの。5分後、彼は自分のピアノからデモを送っきて、それが映画に使われたの。彼は私に電話してきて、『これはどう?』と言ってきて、私は『そう!これ!これよ!5分で作ったなんて、正気の沙汰ではないわ』って伝えたわ」と、ハリーが短時間で作り上げていたというエピソードを明かした。
ハリーはこの曲について「甘くもあり、不気味でもあるような、状況によって全く異なるものにしたかったんだ」「最初にピアノで弾いたのを覚えているんだけど、手作りの童謡のような感じだったんだ。映画の中の様々な瞬間に適用することで、この曲は2つの異なる人生を歩むことになると思うんだ」と、曲に込めた想いを明かしている。