ニッキー・ミナージュが「MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)」で披露した受賞スピーチが話題を呼んでいる。
8月28日(日)の夜、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャル・センターで音楽の祭典「MTVビデオ・ミュージック・アワード」が開催。同授賞式で、人気女性ラッパーのニッキー・ミナージュが特別賞である「ビデオ・ヴァンガード賞」を受賞した。
この受賞スピーチにおいて、ニッキーはメンタルヘルスの重要性を訴えた。
【動画】Nicki Minaj Accepts the Video Vanguard Award | 2022 VMAs
スピーチではまず、リル・ウェインやジェイ・Zなど大物ラッパーの名を挙げ、自分にインスピレーションを与えてくれた「重要人物」だと感謝の言葉を述べたニッキー。その後、カニエ・ウェストやビヨンセ、リアーナら、アーティストたちが、自身のキャリアにおいて大きなチャンスをつかませてくれるきっかけとなったと明かした。
さらに、「ホイットニー・ヒューストンやマイケル・ジャクソンが、まだここにいてくれたらと願う」と切り出したニッキーは、「彼らが何を意味し、何を経験してきたのか、人々が理解してくれたらいいのにと願う。完ぺきな人生を送っているように思われる人たちであっても、メンタルヘルスの問題に取り組んでくれたらいいのにと願う。ポップ・スモークやジュース・ワールド、ニプシー・ハッスル(すべて若くして命を落としたアーティスト)が、ここにいてくれたらいいのにと願う」と続けた。
またニッキーは、「パパ、いとこのリチャード、そしてビジネスマネージャーのアンジェラへ」と身近で亡くなった人々に向けて哀悼の意を表した。
そしてスピーチの最後には、ニッキーのファンを指す「バーブ」たちに向け、感謝の気持ちを込めたメッセージを述べるとともに、夫ケネス・ペティとの間に生まれたまもなく2歳を迎える息子「パパ・ベア」に向けて、母親としてのエールを送った。