米オハイオ州に住む男性が、娘の元恋人を銃殺するという事件が発生。さらにその一部始終が、防犯カメラに録画されていたことがわかった。
米TMZによると、事件が発生したのは今年7月31日のこと。この日、22歳の青年ジェームズ・レイルは、元彼女とその父親ミッチ・ダックロが暮らす自宅を訪問。何を思ったのか、彼らの自宅の玄関ドアを無理矢理こじ開けようとしたという。
https://twitter.com/bgrheadquarters/status/1564731552600412162?s=20&t=cPItNpUveVmI3_igZtw_yw
防犯カメラに記録されていた動画には、家の中にいる人物がレイルに対し、家の敷地から出ていくよう呼びかける声や、さらに銃を持っていると警告する声がおさめられている。しかし、レイルはこれらの警告には一切耳を貸さず、自らの肩をぶつけてドアの破壊を試みたそうだ。
この時点で、レイルの元交際相手である娘は、レイルが自宅にムリヤリ侵入しようとしていると警察に通報。地元メディアが報じた通報時の音声には、娘が状況を伝えるとともに、警戒を続ける父親に対し、「パパ、彼は私を殺そうとしているの?」と話す様子も記録されていたという。
その後、家の中にいたダックロは、力ずくでドアを開けてきたレイルに対し、窓から3回発砲。銃撃されたレイルは玄関ポーチの階段をよろめきながら降りると、そのまま車道に倒れこんだという。
警察によると、通報を受け現場に到着した時点でレイルはすでに息絶えていたそうだ。また、その後の検視結果で、両肩と背中に受けた銃弾のうち、背中の弾丸が致命傷になったことが明らかとなっている。
ダックロは当時、自分がレイルを撃ったことを警察に認めていたと言い、娘はそんな父親に対し、「パパはやれるだけのことをやったわ。私の命を救ってくれたんだもの」と声をかけていたという。
なお、すでに裁判所は、事件に関連した罪ではダックロを起訴しないことを今月初めに決定している。
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