米ニコロデオン局の人気ドラマ「ビクトリアス」のトリーナ・ベガ役で知られる女優のダニエラ・モネが、性的なシーンに無理矢理参加させられたとして同局をバッシングしている。
アメリカの子供向けチャンネル「ニコロデオン」で、2010年から2013年まで放送されたシットコム「ビクトリアス」。ヴィクトリア・ジャスティス、アリアナ・グランデ、エリザベス・ギリースらが出演し、人気を博した同ドラマだが、ダニエラ・モネは時折「疑わしい瞬間があった」と明かしている。
先日、「Insider」のインタビューに応じたダニエラ・モネは、「ある事柄が、例えばそれほど性的でなくてもよかったと思うかって?ええ、100%そう思うわ」とコメントした。
同ドラマでは、ダニエラ演じるトリースが、リップグロスをつけてピクルスを食べる場面があり、それが性的に見える描写であったという。
ダニエラはこのシーンが、テレビで放送するにはあまりに性的すぎると心配したが、ニコロデオンはダニエラの懸念を無視しそのまま放送したという。
ニコロデオンへの告発のキッカケとなったのは、同局の人気ドラマ「iCarly(アイ・カーリー)」と「サム&キャット」に出演したジェネット・マッカーディの回顧録だ。
著書の中でジェネットは、当時未成年であったにもかかわらず、番組クリエイターからお酒を飲むよう圧力をかけられたこと、またセクハラまがいの扱いを受けたうえ、「口止め料」を持ちかけられたと告発した。
そして先週、「ゾーイ101」のアレクサ・ニコラスも、ニコロデオンを「トラウマになる」「安全でない環境」とバッシング。アレクサは、ニコロデオンのプロデューサーであるダン・シュナイダーを名指しし、「幼少期のトラウマの生みの親」「ニコロデオンで働いている間、ダン・シュナイダーの周りでは安全だと感じませんでした」と批判した。