カニエ・ウェストが、あらゆるブランドやコラボ相手を攻撃している。
ラッパーのカニエ・ウェストは9月1日(木)、自身のインスタグラムアカウントを複数回更新。この中で、スポーツアパレルブランド「アディダス」のCEOカスパー・ローステッドを名指しで批判した。
この日カニエは、ニューヨーク・タイムズ紙の紙面を模した画像を投稿。見出し部分には「カスパー・ローステッド、60歳で死去」と記されていた。さらに小見出しには、「みんなが考えていることはわかってる。『カスパーってだれ?そんなことよりキッド・カディってだれ?』ってところだろう?」と添えられている。
もちろん、この画像はカニエが皮肉を込めて加工したもので、カスパーは存命だ。カニエはこの投稿に、「神は我々を愛している」とキャプションをつけている(現在は削除されている)。
カニエとアディダスは、コラボレーションシューズ「Yeezy」を展開するビジネスパートナー。しかしカニエは、アディダス側が展開したイベント「Yeezy Day」が、カニエの許可を得ずに進められたもので、自身のクリエイティブ性を発揮できなかったとして怒りをあらわにしていた。
この「Yeezy Day」は8月3日に開催され、過去に完売したシューズの再販や新作の発表などが行われた。
しかし、このイベントが発表されると、カニエは「アディダスはオレの承認なしに『Yeezy Day』のアイデアを作り上げ、オレの承認なしに昔のスタイルを復活させ、オレの承認なしに色を選んでテキトーな名前をつけ、オレの承認なしにチームで働くメンバーを雇った」と抗議した。
なお、カニエは他の投稿で、元妻キム・カーダシアンの母クリス・ジェンナーやインスタグラムを運営するMeta社のCEOマーク・ザッカーバーグなどさまざまな人物を批判している。