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業績不振の「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」のCFO、ニューヨークの高層ビルから転落死 自殺の可能性

CFOのグスタボ・アーナル氏 NEWS
CFOのグスタボ・アーナル氏

ベッド・バス・アンド・ビヨンド」のCFOが亡くなったことがわかった。

「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」は全米に展開する生活雑貨用品店。亡くなったのはCFOのグスタボ・アーナル氏で、ニューヨークにある高層ビルから転落したとみられている。52歳だった。

グスタボ・アーナル氏の転落が確認されたのは9月2日(金)午後のこと。ニューヨーク・マンハッタンにある通称「ジェンガビル」と呼ばれる高層ビルの18階から落下したという。詳細については警察当局が依然捜査中であるものの、事件性は低く、自殺の可能性が高いとされている。

訃報を受け、「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」社が声明を発表。詳細の説明は避けつつも、「グスタボの家族に心から哀悼の意を表します。彼のリーダーシップ、才能、そして当社に対する管理責任、その全てを、一緒に働いていた社員はみな、決して忘れることはないでしょう」とつづった同社は「彼の同僚であったことを、私たちは誇りに思います。彼は弊社の全社員と、彼と知り合うことができた全ての人々から惜しまれることでしょう。大きな悲しみと困難の中にある彼の家族に、私たちはできる限りのサポートをしていきます。どうか、ご家族のプライバシーを尊重していただければ幸いです」と付け加えた。

アーナル氏はプロクター&ギャンブル社で20年勤務した後、エイボン社など数多くの企業で重役をつとめ、2020年にベッド・バス・アンド・ビヨンドのCFOに就任した。

なお、ベッド・バス・アンド・ビヨンド社は8月31日(水)、業績不振にともない150店舗の閉鎖と20%にのぼる人員削減を発表。さらにこのニュースを受け、同社の株価は急落する事態となっていた。

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