全世界で3億3000万ものユーザー数を抱えるSNS「ツイッター」が、ついに「編集ボタン」のテストを開始したようだ。
ツイッターは、ツイートと呼ばれる短文を気軽に投稿できることで人気を博しているSNS。しかし、一度投稿してしまうと、削除したり投稿し直さない限り、誤字脱字を修正できないことから、「編集ボタン」は何年も前からユーザーが求めている機能だ。
そしてこのたび、満を持して編集ボタンのテストがスタートし、その詳細が明らかになった。
9月1日(木)、公式ブログを更新したツイッターは、この中で「では、『ツイートを編集する』機能とはどういうものなのか?いい質問ですね。『ツイートを編集する』は、ツイートを公開した後に、変更を加えることができる機能です。誤字脱字を直したり、付け忘れたタグを追加したり、限られた短い時間の中でいろいろなことができます」と、機能を紹介している。
さらに、「今回のテストでは、ツイート後の30分間に限り数回、ツイートを編集することができるようになっています。編集されたツイートには、アイコン、タイムスタンプ、ラベルが表示され、元のツイートが変更されたことが他のユーザーにわかるようになります。またラベルをタップすることで、ツイートの編集履歴を確認することも可能です」と、機能の詳細を説明している。
なお、この「編集ボタン」も、他の新機能と同様、意図的に少人数でテストし、フィードバックを取り入れながら、問題を浮かび上がらせて解決していくという。またこの機能がどのように誤用されるのかも、あわせて分析されるようだ。
ブログ記事には、「今月末には、『編集ボタン』の利用をTwitter Blue(有料会員)にも拡大していく予定です。会員特典として、新機能をいち早く利用することができ、テストに参加していただくことができます。テストはまず、1つの国に絞って検証し、その後分析しながら他の国々にも展開していく計画です」と導入のプロセスについても記されており、「この機能が、人々がツイートを読んだり、書いたり、取り入れていく方法にどのような影響を与えるかについても、注意深く観察していきます」と付け加えられている。