ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCFO、グンナー・ヴィーデンフェルスは、映画『バットガール』中止による反応は“大げさ”と考えているようだ。
先月、合併したばかりのスタジオは、『バットガール』の公開をお蔵入りにするというショッキングな決定を下した。本作はすでに撮影を終了しており、ポストプロダクションの段階だった。バットガール役にレスリー・グレース、ゴードン長官役にJ・K・シモンズ、ホタル役にブレンダン・フレイザー、バットマン役にマイケル・キートンが出演する予定であった。
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このバットガール映画の中止は、DCファンの間ですぐに様々な反応を引き起こし、その多くはワーナー・ブラザース・ディスカバリーの前代未聞の決定の動機を疑問視している。
そんな中Varietyによると、ワーナー・ブラザースのディスカバリーCFOであるグンナー・ウィーデンフェルスが、『バットガール』のキャンセルについて公の場で言及した。最近のカンファレンスで、「私としては、外部からの注目という点では、少し大げさな気もします。私たちは、レガシーである2つの会社の歴史の中で、コンテンツにかつてないほど多額の投資をしているのです。今後も大規模な投資を続けていきますが、その方法はさまざまです。メディアはメディアの話をしたがりますね。それは珍しいことではありません。私たちはクリエイティブな業界であり、クリエイティビティの要素の1つは、ある特定の(知的)財産の可能性について、判断や見解が存在することです」とグンナーはコメントしている。
報道によると、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、『バットガール』を商業的に公開するよりも、キャンセルして税金を免除する方が経済的に理にかなっていると判断したという。金銭的な合理性があるとはいえ、この決断は、『バットガール』映画に懸命に取り組んだ人々や、この映画を楽しみにしていたDCファンにとっては、当然ながら納得のいくものではないだろう。