9月8日(木)、約70年にわたりイギリスおよび連邦国をおさめてきたエリザベス女王が死去した。これに伴い、チャールズ皇太子が新国王として即位。ウィリアム王子は王位継承順位一位となったが、父であるチャールズ国王の皇太子時代の称号「プリンス・オブ・ウェールズ」は、自動的にウィリアム王子へ引き継がれるわけではないようだ。
ウィリアム王子とその妻キャサリン妃の称号は女王の死去を受け、「コーンウォールおよびケンブリッジ公爵」と「公爵夫人」に変更されている。
この「コーンウォール公爵」はチャールズ国王から自動的に引き継がれたものだが、「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号も伴わないのはなぜなのだろうか。
じつは「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号も、伝統的に継承されるものではあるという。しかし、こちらは後日、国王から「授けられる」ものなのだという。
そのため現在、一時的に「プリンス・オブ・ウェールズ」は存在していない。しかし後日、まちがいなくウィリアム王子に授与されるものとみられている。
ウィリアム王子が「プリンス・オブ・ウェールズ」となれば、キャサリン妃は「プリンセス・オブ・ウェールズ」に。これはウィリアム王子の母である故ダイアナ元妃に授けられていた称号だ。
今年はじめ、ある王室関係者はThe Telegraph紙の取材に対し、「プリンス・オブ・ウェールズがウィリアム王子に継承されないということはありえないでしょう。そして、その瞬間が感慨深いものとなることもまちがいありません。ダイアナ元妃の息子とその妻なので、すべてが丸くおさまるということになるのでしょう。それと同時に我々は、いかに大きなものを失ったのか、あらためて実感することになりますね」と語っていた。
tvgrooveをフォロー!