9月8日(木)、約70年にわたりイギリスおよび連邦国をまとめてきたエリザベス女王が、96歳でその生涯に幕を閉じた。
女王が息を引き取る前、健康状態が懸念されるとの知らせを受けたロイヤルファミリーのメンバー数名が、療養先であるバルモラル城に向かった。
しかし残念なことに、その全員が女王に直接お別れのあいさつを告げられたわけではなかったようだ。容体の悪化が急速であったことから、間に合わなかったメンバーも多かったという。
そしてこのたび、女王の死の瞬間に立ち会うことができたロイヤルファミリーのメンバーを、関係者が明らかにしている。その数、わずか3名だった。
エリザベス女王の死に立ち会ったロイヤルファミリーは以下の通り。
・チャールズ国王とカミラ王妃
エリザベス女王の長男チャールズ前皇太子は、女王の死去にともない新国王となった。
・アン王女
エリザベス女王の長女。近年、女王にかわって公務を引き受けることも多かった。
エリザベス女王の次男アンドルー王子と三男エドワード王子、その妻ソフィー妃、そして孫のウィリアム王子は、女王が息を引き取ったあと、バルモラル城に到着した。
また、2020年に王室を離脱しアメリカに移住したヘンリー王子も、慈善団体のイベントに参加するためロンドンに向かっているところだったが、女王の体調に関する知らせを受けキャンセルに。急きょ行き先をスコットランドに変更した。しかしバルモラル城に到着したのは、イギリス王室が女王の死去を発表してから約1時間半後のことだったという。
なお、ウィリアム王子の妻キャサリン妃は、新しい学校での生活をスタートさせた子供たちを見守るため自宅に残り、ヘンリー王子の妻メーガン妃もヘンリー王子とともにイギリスを訪れていたが、バルモラル城へは同行せず、ロンドンにとどまった。