注目トピックス
Vol. 21. 思い立ったが吉日
2001年8月30日
みなさん、ミュージカル映画はお好きですか? 私は、会話の途中で急に歌い出したり、踊り出したりと、なんとも能天気(失礼!)なミュージカルの世界が大好きです。お気に入りのダンサーは、やっぱりダンディなフレッド・アステアおじさま、そして、映画監督兼振り付け師としても知られるボブ・フォッシー。フォッシー監督の「オール・ザット・ジャズ」は、私がいままでに見た映画の中でベスト10に入る作品です。この映画は15歳のときに劇場で初めて見て、スタイリッシュで官能的な“フォッシー・スタイル”のダンスに、ただただ圧倒されたものでした。
そんなフォッシー監督の振り付けによるカッコいいダンスシーンばかりを集めた、その名も「Fosse」という舞台が、98年からニューヨークのブロードウェイで上演されていると聞いた私は、ぜひとも見に行こうと心に決めていました。しかし悲しいかな、この3年間は、駆け出し翻訳者の私にとっては目の回るような忙しさが続き、海外旅行へ出る余裕などほとんどなかったのです。もたもたしているうちに、幸運にも「Fosse」の日本公演が決定。こりゃニューヨークに行かずに済んだわ、と喜んだ私は、先行予約でチケットをゲットし、先日、待望の公演を見ました。
しかし…この舞台、何かが物足りない!もちろん、すばらしいダンサーや歌手が出ているのですが…でもやっぱり、本場のブロードウェイのダンサーとはちょっとレベルが違うようです。また日本公演は、ブロードウェイの劇場に比べると数倍の大きさの巨大なホールで上演されるため、どうしてもダンサーと観客の間に距離ができてしまい、「もっと近くで見たいよー!」という欲求不満が残ります。
ずっと楽しみにしていただけに、これは何とも残念なことでした。そこで「やっぱり本場のニューヨークへ舞台を見に行かなくちゃ!」と決心。しかしネットで上演スケジュールを確認して、がく然としてしまいました。なんと、3年も続いた「Fosse」が20日後の8月25日に終演してしまうというのです。悩みに悩みましたが、でもやっぱり本場の舞台をどうしても見たーい!! という気持ちが抑えられず、急遽10日後の出発を決定しました。
仕事の都合もあり、現地で過ごせるのはたったの2日のみというひとり旅。夏休みで、航空券の高い時期だというのに…あーあ、もったいなーい!(^^;;) しかも、肝心の舞台のチケットが取れるという保証もありません。まさに運を天に任せた旅でしたが、私は抱えられるだけの字幕の原稿と筆記用具をカバンに詰め込み、なんとか席を確保できた飛行機に飛び乗りました。
飛行機の上では、ひたすら仕事。そう、翻訳業って、こういうときに便利なんですよね。その気になれば、どこでも仕事ができちゃいます。もちろん、機上に持っていけるのは電子辞書くらいのもので、肝心のビデオデッキもありませんし、資料やインターネットも使えませんから、せいぜい「下訳」レベルの文章しかできませんが、旅行中なんにもやらないよりはマシです。私は英語の原稿と、奇妙な数字の羅列のリスト(字幕の秒数を計った「スポッティングリスト」のこと)を、エコノミー席の小さなテーブルいっぱいに広げて、隣の乗客の視線を気にしつつ、機上字幕翻訳にいそしんだのでした。
そしてニューヨーク到着。いやー、無理してでも行ってみるもんですね~!(^O^) 現地では思いがけない幸運に恵まれ、「Fosse」2回、そして同じフォッシー監督のリバイバル作品「Chicago」1回の計3公演のチケットを無事ゲットできただけでなく、なんと1階の10列目、2階ボックス席の最前列、そして1階の最前列という、信じられないようないい席ばかりが取れてしまいました!本当にびっくりです。もちろん、ダンサーの指の動きや、顔の細かい表情までバッチリ見え、「ともかく近くで見たい!」という私の欲望はたっぷりと満たされて、大興奮を味わいました。
超一流のダンサーたちによる大迫力の舞台を堪能して、まさに至福の2日間を過ごした私は、パンフレット、Tシャツ、帽子、キーホルダー、楽譜、マグカップなどなど、山ほどのFosseグッズを買い込み、夢見心地のまま帰路についたのでした。
あっと言う間の2日間でしたが…本当に、無理をしてでも、行ってよかったあ…!!(T_T)これは、一生の思い出に残る旅になりそうです。今でも公演のCDを聞くたびに、ダイナミックかつしなやかに踊るダンサーたちの姿と、熱狂する観客の歓声が脳裏に浮かび、興奮が甦ります。
さあ、これから、クレジットカードの請求が山ほど来るのです。がんばって働かなくちゃ!おっと、その前に、カード会社のホームページにアクセスして、支払い方法を「リボルビング払い」に変更してもらわなくては…。(^^;;)
それではまた!
そんなフォッシー監督の振り付けによるカッコいいダンスシーンばかりを集めた、その名も「Fosse」という舞台が、98年からニューヨークのブロードウェイで上演されていると聞いた私は、ぜひとも見に行こうと心に決めていました。しかし悲しいかな、この3年間は、駆け出し翻訳者の私にとっては目の回るような忙しさが続き、海外旅行へ出る余裕などほとんどなかったのです。もたもたしているうちに、幸運にも「Fosse」の日本公演が決定。こりゃニューヨークに行かずに済んだわ、と喜んだ私は、先行予約でチケットをゲットし、先日、待望の公演を見ました。
しかし…この舞台、何かが物足りない!もちろん、すばらしいダンサーや歌手が出ているのですが…でもやっぱり、本場のブロードウェイのダンサーとはちょっとレベルが違うようです。また日本公演は、ブロードウェイの劇場に比べると数倍の大きさの巨大なホールで上演されるため、どうしてもダンサーと観客の間に距離ができてしまい、「もっと近くで見たいよー!」という欲求不満が残ります。
ずっと楽しみにしていただけに、これは何とも残念なことでした。そこで「やっぱり本場のニューヨークへ舞台を見に行かなくちゃ!」と決心。しかしネットで上演スケジュールを確認して、がく然としてしまいました。なんと、3年も続いた「Fosse」が20日後の8月25日に終演してしまうというのです。悩みに悩みましたが、でもやっぱり本場の舞台をどうしても見たーい!! という気持ちが抑えられず、急遽10日後の出発を決定しました。
仕事の都合もあり、現地で過ごせるのはたったの2日のみというひとり旅。夏休みで、航空券の高い時期だというのに…あーあ、もったいなーい!(^^;;) しかも、肝心の舞台のチケットが取れるという保証もありません。まさに運を天に任せた旅でしたが、私は抱えられるだけの字幕の原稿と筆記用具をカバンに詰め込み、なんとか席を確保できた飛行機に飛び乗りました。
飛行機の上では、ひたすら仕事。そう、翻訳業って、こういうときに便利なんですよね。その気になれば、どこでも仕事ができちゃいます。もちろん、機上に持っていけるのは電子辞書くらいのもので、肝心のビデオデッキもありませんし、資料やインターネットも使えませんから、せいぜい「下訳」レベルの文章しかできませんが、旅行中なんにもやらないよりはマシです。私は英語の原稿と、奇妙な数字の羅列のリスト(字幕の秒数を計った「スポッティングリスト」のこと)を、エコノミー席の小さなテーブルいっぱいに広げて、隣の乗客の視線を気にしつつ、機上字幕翻訳にいそしんだのでした。
そしてニューヨーク到着。いやー、無理してでも行ってみるもんですね~!(^O^) 現地では思いがけない幸運に恵まれ、「Fosse」2回、そして同じフォッシー監督のリバイバル作品「Chicago」1回の計3公演のチケットを無事ゲットできただけでなく、なんと1階の10列目、2階ボックス席の最前列、そして1階の最前列という、信じられないようないい席ばかりが取れてしまいました!本当にびっくりです。もちろん、ダンサーの指の動きや、顔の細かい表情までバッチリ見え、「ともかく近くで見たい!」という私の欲望はたっぷりと満たされて、大興奮を味わいました。
超一流のダンサーたちによる大迫力の舞台を堪能して、まさに至福の2日間を過ごした私は、パンフレット、Tシャツ、帽子、キーホルダー、楽譜、マグカップなどなど、山ほどのFosseグッズを買い込み、夢見心地のまま帰路についたのでした。
あっと言う間の2日間でしたが…本当に、無理をしてでも、行ってよかったあ…!!(T_T)これは、一生の思い出に残る旅になりそうです。今でも公演のCDを聞くたびに、ダイナミックかつしなやかに踊るダンサーたちの姿と、熱狂する観客の歓声が脳裏に浮かび、興奮が甦ります。
さあ、これから、クレジットカードの請求が山ほど来るのです。がんばって働かなくちゃ!おっと、その前に、カード会社のホームページにアクセスして、支払い方法を「リボルビング払い」に変更してもらわなくては…。(^^;;)
それではまた!
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