注目トピックス
Vol.11 『サンセット66年型』
2003年3月3日
「セブリセブン サンセットストリップ "snap" "snap"」のオープニングソングは、現代の「お魚くわえたドラ猫が~」と同様、当時の誰でもが知っている『サンセット77』の不滅のテーマソング。
スタートレックのカーク船長同様の格好いいアメリカのおじさん、スチュアート・ベイリーことエフレム・ジンバレストJRと、エリビス・プレスリーが好きだった女優のアン・マーグレットの旦那、ジェフ・スペンサーことロジャー・スミスが、真っ赤なサンダーバードのコンバーチブルに乗って颯爽とハリウッドのサンセット・ブルバードの探偵事務所のガレージから出て行く…。そして、金髪でスイング・トップが良く似合う典型的なヤンキー青年のクーキーが、ジーンズのお尻のポケットからメタル製のクシを取り出し自慢の金髪をとかしながら派手なジェスチャーで2人を送り出す…。それが『サンセット77』のオープニングシーン。
そのシーンと提供コマーシャルの間に、当時のハリウッドのスタジオをバックに、ワーナー・ブラザーズのWBというロゴマークがテレビの画面いっぱいに大きく写し出された。ディズニーランドでパレードが始まる前のアナウンスのような低い声で、「この番組はワーナー・ブラザーズ・テレビジョンが制作したんです。」と、たぶん言っているだろうと思われる英語を聞きながらキモサベはいつも、アメリカのテレビ番組ってかっこういいな~と思って見ていた。
ジェームス・ディーンに似たクーキーは、凄く人気があったけど、キモサベは黒のニットタイと渋い色のスーツで決めていたロジャー・スミスの方が好きだった。80年代に大学病院の教授役で『トラッパー・ジョンMD』の主演していた時は、ショーン・コネリーみたいに髪の毛は無くなちゃって、頭にバンダナを巻いた男の役をやっていたけど、やっぱり格好良かった。小学生だったキモサベの眼には狂いはなかった。
「サーフサイド・シックス、ウェアーイズイッ? サーフサイド・シックス、インマイアミビーチ!」というオープニングテーマで、マイアミの高級リゾートホテル郡を上空から見た絵から始まるのが『サーフサイド6』。マイアミのボートハウスで60年代のブラピことトロイ・ドナフューを中心に、ナイスガイの3人が色々な事件を解決して行く…と、やっぱり探偵事務所のお話の番組だけど、舞台がフロリダなのでスッゴク明るいのが印象的だった。その時からジョン・ボイドの「真夜中のカウボーイ」のダスティン・ホフマンみたいに、マイアミがキモサベのいつか入ってみたい所のNo.1になってしまった。5年前に、オーランドには行ったけど、今だマイアミはまだ。
おっと、もう一つあったっけ、『ハワイアン・アイ』が。誰もが、数十年前までは必ずハワイに行けば買ったお土産のハワイアン・ホストのマカデミアナッツ・チョコレートのパッケージイラストのようなTIKIが画面にどーんと出て、「ハワイア~ン、アイ ハワイア~ン、アイ ウッ!」林家三平のマンボのような発声で、ポリネシアン文化センターの踊りのショーの時に歌われるような歌で始まるのがオープニングだった。内容はあまり覚えてないけど、よくアロハシャツを着てた中国人が番組に出てきた。当時、外国テレビ番組に出て日本語を喋る東洋人はみんな日本人だと思ってたキモサベは、なんかちがう日本人だな~という眼で見ていた。
当時、アロハシャツを着ていたのは若者ではなくて、ちょっとガラの悪いお兄さんが多かった。裾などを結んで「ギ~ラ、ギ~ラ、太陽が、燃える~よおに~」とエミー・ジャクソンの「涙の太陽」を口ずさみながら、パラソルの下でトウモロコシを焼いていたアンチャンを、夏の暑い日の午後、キモサベは時々思い出す。
車と探偵といえば、空中に浮く事ができるコルベット・スティングレーを操る川津裕介主演『スパイキャッチャーJ3』を忘れるわけにはいかない。特撮があまりにも低予算なので、無理して特撮しなくてもいいのにと、キモサベはよけな気づかいをしながら見ていた。コルベットはそのままでもカッコウ良いんだからと。
でも、やっぱり『サンセット77』のサンダーバードのコンバーチブルはキモサべには、強烈なインパクトだった。あんなにペチャンコで大きな車で格好良いデザインで、ほとんど2人しか乗っていないオープンカー。車内がオイル臭いキモサベ家のいすずのヒルマン・ミンクスとは大違い。でも、サンダーバードは、スーザン・サランドンの「テルマ&ルイーズ」やマット・ディロンの「アウトサイダー」で乗っていた66年型が最高にグー!
サンダーバードといえばフォード、フォードといえばムスタング、ムスタングといえば350GT、350GTといえばブリット、ブリットといえばスティーブ・マックイーン、マックイーンといえば、「拳銃無宿」だよ~ん、次回は。
スタートレックのカーク船長同様の格好いいアメリカのおじさん、スチュアート・ベイリーことエフレム・ジンバレストJRと、エリビス・プレスリーが好きだった女優のアン・マーグレットの旦那、ジェフ・スペンサーことロジャー・スミスが、真っ赤なサンダーバードのコンバーチブルに乗って颯爽とハリウッドのサンセット・ブルバードの探偵事務所のガレージから出て行く…。そして、金髪でスイング・トップが良く似合う典型的なヤンキー青年のクーキーが、ジーンズのお尻のポケットからメタル製のクシを取り出し自慢の金髪をとかしながら派手なジェスチャーで2人を送り出す…。それが『サンセット77』のオープニングシーン。
そのシーンと提供コマーシャルの間に、当時のハリウッドのスタジオをバックに、ワーナー・ブラザーズのWBというロゴマークがテレビの画面いっぱいに大きく写し出された。ディズニーランドでパレードが始まる前のアナウンスのような低い声で、「この番組はワーナー・ブラザーズ・テレビジョンが制作したんです。」と、たぶん言っているだろうと思われる英語を聞きながらキモサベはいつも、アメリカのテレビ番組ってかっこういいな~と思って見ていた。
ジェームス・ディーンに似たクーキーは、凄く人気があったけど、キモサベは黒のニットタイと渋い色のスーツで決めていたロジャー・スミスの方が好きだった。80年代に大学病院の教授役で『トラッパー・ジョンMD』の主演していた時は、ショーン・コネリーみたいに髪の毛は無くなちゃって、頭にバンダナを巻いた男の役をやっていたけど、やっぱり格好良かった。小学生だったキモサベの眼には狂いはなかった。
「サーフサイド・シックス、ウェアーイズイッ? サーフサイド・シックス、インマイアミビーチ!」というオープニングテーマで、マイアミの高級リゾートホテル郡を上空から見た絵から始まるのが『サーフサイド6』。マイアミのボートハウスで60年代のブラピことトロイ・ドナフューを中心に、ナイスガイの3人が色々な事件を解決して行く…と、やっぱり探偵事務所のお話の番組だけど、舞台がフロリダなのでスッゴク明るいのが印象的だった。その時からジョン・ボイドの「真夜中のカウボーイ」のダスティン・ホフマンみたいに、マイアミがキモサベのいつか入ってみたい所のNo.1になってしまった。5年前に、オーランドには行ったけど、今だマイアミはまだ。
おっと、もう一つあったっけ、『ハワイアン・アイ』が。誰もが、数十年前までは必ずハワイに行けば買ったお土産のハワイアン・ホストのマカデミアナッツ・チョコレートのパッケージイラストのようなTIKIが画面にどーんと出て、「ハワイア~ン、アイ ハワイア~ン、アイ ウッ!」林家三平のマンボのような発声で、ポリネシアン文化センターの踊りのショーの時に歌われるような歌で始まるのがオープニングだった。内容はあまり覚えてないけど、よくアロハシャツを着てた中国人が番組に出てきた。当時、外国テレビ番組に出て日本語を喋る東洋人はみんな日本人だと思ってたキモサベは、なんかちがう日本人だな~という眼で見ていた。
当時、アロハシャツを着ていたのは若者ではなくて、ちょっとガラの悪いお兄さんが多かった。裾などを結んで「ギ~ラ、ギ~ラ、太陽が、燃える~よおに~」とエミー・ジャクソンの「涙の太陽」を口ずさみながら、パラソルの下でトウモロコシを焼いていたアンチャンを、夏の暑い日の午後、キモサベは時々思い出す。
車と探偵といえば、空中に浮く事ができるコルベット・スティングレーを操る川津裕介主演『スパイキャッチャーJ3』を忘れるわけにはいかない。特撮があまりにも低予算なので、無理して特撮しなくてもいいのにと、キモサベはよけな気づかいをしながら見ていた。コルベットはそのままでもカッコウ良いんだからと。
でも、やっぱり『サンセット77』のサンダーバードのコンバーチブルはキモサべには、強烈なインパクトだった。あんなにペチャンコで大きな車で格好良いデザインで、ほとんど2人しか乗っていないオープンカー。車内がオイル臭いキモサベ家のいすずのヒルマン・ミンクスとは大違い。でも、サンダーバードは、スーザン・サランドンの「テルマ&ルイーズ」やマット・ディロンの「アウトサイダー」で乗っていた66年型が最高にグー!
サンダーバードといえばフォード、フォードといえばムスタング、ムスタングといえば350GT、350GTといえばブリット、ブリットといえばスティーブ・マックイーン、マックイーンといえば、「拳銃無宿」だよ~ん、次回は。
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