Vol. 7 『バット＆ウーマン』

「ボン！」「スマッシュ！」「クラッシュ！」とジョーカーの一味が殴られる時に、アメコミ調のド派手な擬音のイラストが画面から飛び出すのはアダム・ウエスト主演の『バットマン』。

相棒のロビン少年とコンビと組んでジョーカー、ナゾラー、ペンギンそしてジュリー・ニューマンのキャット・ウーマンを相手に毎週、ババババババババッ、ダダダダダダダッ、というスキャットの流れる中、ウエイン氏の大邸宅の地下の洞窟駐車場からすごいスピードでバットマン・カーが走り出すオープニングは、今思い出してもキモサベは興奮しますね。

『バットマン』は普段、大金持ちで聖書の隅から隅まで精通している博学のウエインを名乗っていて、執務室の警察署長とのホットラインのバット・テレフォンが鳴り、初老の品の良い執事が用件を聞き「ご主人様、ただいま署長からバット電話がありまして、またナゾラーが、次の強盗先を暗示する難解なクイズを出しているようです。」と彼に伝え、それを聞いたウエインは２人乗りのカスタムカー、バットマン・カーの地下駐車場にロビンと降りて来る。もう、その時には上質ウールのグレン・チェックのジャケットとアスコット・タイの姿から黒いマントと覆面コスチュームに変わってる。そして現場に直行！

ティム・バートンも大好きだし、キム・ベイシンガーも綺麗だったし、プリンスのバットダンスもよかったけど、やっぱりバットマンは映画よりTVです、キモサベは。だって、バット・ロープを使って、カメラを横に倒して、ハリボテのビルを一歩一歩横に歩いて登っている様に撮影してなかったし、バットマン・カーのスピードをフィルムの早回しで細工してなかったし、etc・・・。

主演のアダム・ウエストは小学校５年生のキモサベが見てもカッコよかったな～。髪型はブラザーズ・フォアのような当時の典型的な好青年の髪型で、学生時代はかなりモテたと思うな～、絶対に。吹き替えは、広川太一郎で、相棒のロビンの吹き替えは、キモサベに「時間よ、止まれ。」と、叫ぶ事を教えてくれたNHKの「不思議な少年」のサブタンこと、太田博之。でも、何であんな事件起こしちゃったのかな～。

キモサベは小さい時、彼とやはりNHKの「ホームラン教室」の小柳徹と大好きでしたね。しかし、小柳徹はTBSの朝の番組「ヤング720」で、キモサベが好きだった小山ルミとレギュラーで司会をやっていた時、自動車事故で亡くなってしまったんですよね。うー、残念・・・、ちょっと脱線?

おっと、いかんいかん、前回からの流れの『ハニーにおまかせ』のアン・フランシスがゲスト出演していた『ワンダーウーマン』の話に入らなければ。リンダ・カーター主演の女性版バットマンで、ロビン少年の代りなのがワンダーガールのドルシア役のデボラ・ウインガー。

『バットマン』同様、『ワンダーウーマン』もアメコミ調の派手な星のイラストの中に英文のシャドー文字が3Dの様に飛出してくるオープニングで、キモサベは好きでしたね。確か、アン・フランシスがゲスト出演してたのは第一話で、ワンダーウーマンが忍び込むある美人コンテストの話で、ローラという女マネージャーの役だった思う。

でも、もっと好きだったのが、『ワンダーウーマン』のリンダ・カーター。と言うのは、中学一年の時に好きだった女の子に似てたんですよね～。もちろん、あんなに強いわけじゃなくて、ナイスバディじゃないけれど、当時は。また、中学３年の時には、ワンダーガールのドルシラに似た、因数分解がめちゃ出来る頭の良い女の子が同じクラスにいましたね。ってなぐあいに、中学時代とワンダーウーマンはキモサベにとって、とてもリンクしてますね、クルクルと。

『ワンダーウーマン』のリンダ・カーターの吹き替えは、確か由美かおるがやっていたと思うですが、やっぱり一番印象に残っているのは、『バットマン』のロイ・ジェームスのナレーション。当時、一番日本語が上手だった外人で、落語にも精通してましたね。2番目はＥ・H・エリックで女性の一番は、イーデス・ハンソンです、キモサベ調べでは。

そのロイ・ジェームスが『バットマン』の毎週番組終了のコマーシャルの前に「では、皆さん、来週もセイム・タイム、セイム・チャンネル、セイム・ステーションでお会いしましょう。」と、『ララミー牧場』の淀川長治さんのような決まりの挨拶で閉めていましたね。

では、皆さん次回も「セイム・アドレス、セイム・コーナーで！」次も、映画より昔のTVの方がいい『宇宙家族ロビンソン』警告！警告！

お知らせ
キモサベが大好きだった『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』は、2002年9月7日（土）深夜0時からスーパーチャンネル（スカパー! ch.360、スカパー！２ ch.230、ケーブルテレビ）で放送がスタートします。お見逃しなく！