Vol.1 『ベイウォッチ』や『V.I.P.』に出演し、一躍有名になったパメラ・アンダーソン

計算された　ダム・ブロンド・イメージ
DDサイズ（34D）の大きな胸に、細いウエスト、ブロンドヘアーに美しい顔を持つ彼女は、飾り気のない性格の持ち主で、男性だけでなく女性のファンも多い魅力的な女性です。パメラはBlonde Bomb Shell　＝ブロンド・ボムシェル（金髪で悩殺的な美女）的なイメージが定着していますが、その為、熱狂的なファンが多いのも事実。パメラの自宅に侵入し、なんと３日間も自宅内に隠れ続け、おまけに『ベイウォッチ』で彼女が着ていた水着を着用していた、フランス人のストーカーが逮捕されアメリカ国外退去となった話は有名です。ちなみに、このフランス人ストーカーは、女性でした。

1989年の10月に、雑誌プレイボーイの表紙に初登場してから、現在に至るまでパメラは11回もプレイボーイの表紙を飾っています。これはプレイボーイ史上最多記録。脱いでいるのに女優として大成功できる彼女は、他のBlonde Bomb Shellとは明らかに違う、何か特別なモノがあると言えるでしょう。それは一体、何なのでしょうか？

ビーチバムを目指すセンテニアル・ベイビー
パメラ・デニース・アンダーソン、愛称「パミー」は、建国100周年で盛り上がる1967年7月1日、カナダの島、ブリティッシュ・コロンビアに位置するレディースミスという街で、ウエートレスをしていたキャロルと、溶鉱炉修理をしていたバリーとの間に生まれました。いわゆるCentennial Baby　＝センテニアル・ベイビー（100周年記念日に生まれた赤ん坊のこと）です。

生後まもなく、一家はカナダ・バンクーバーのコモックスに移りました。そこで育ったパメラは、高校生時代サックスホーンにはまり演奏をしたり、ジャズ聖歌隊の一員として歌ったりと、音楽大好きハイティーンへと成長します。ちなみに、ハイランド高校卒業アルバムに記載されたパメラの人生の目標は"To be a California beach bum."　（カルフォルニアのビーチバムになりたい）。ビーチバムとは、仕事もせず海岸で ぶらぶらして遊んでいるプータローの事 で サーファーとかボディボーダーを意味です。

高校卒業後、幼い頃からバレーボールが大好きだったというスポーティーな彼女は、バンクーバーにあるスポーツジムで、ジャザサイズ・インストラクターの職に就きました。このジャザサイズとは、ダンスフィットネス・プログラムのことで、非常にハードなもの。エネジェテックだとはいえ、凄いことです。

「１９８９」　イヤー・オブ・パメラ
そしてパメラの年となった1989年。友人に誘われフットボールスタジアムに行き、ブリティッシュ・コロンビア・ライオンズの試合を観戦していたパメラの姿を、観客を写していたスタジアムのカメラが捕らえ、彼女のアップをスタジアムのスクリーンに写し、彼女の美貌にスタジアムは大騒ぎに！あまりの大反響に、パメラはフットボール・フィールドの中央に引きずりおろされ、自己紹介をするはめになりました。この日、彼女は、カナダのビールLabbatt’s　（ラバッツ）のTシャツを着ており、これを見たラバッツのマネージャが、パメラにラバッツ・ビールのキャンペーン・ガールになるようアプローチし、彼女は事実上の芸能界入をしたのです。そして、このラバッツ・ビールの"Enter the Blue Zone"キャンペーンを見た雑誌プレイボーイが、彼女にアプローチし、1989年の10月号のカバーガールとして彼女は初登場しました。同時期に、彼女はアメリカ・ロサンゼルスに移り住みます。

ビーチを走る　Ｃ．Ｊ．パーカー役で大ブレイク！
1991年から1993年の間、パメラはアメリカで大ヒットしたコメディ・ドラマ『ホーム・インプルーブメント』にレギュラー出演しました。つなぎ姿で元気に動き回るパメラが、お茶の間に受け入れられ、彼女は一躍人気者に。その後、1992年～1996年『ベイウォッチ』に出演し大ブレイクしたパメラは、1998年～2002年『V.I.P.』に出演。 映画では1997年に公開された『バーブ・ワイヤー／ブロンド美女戦記』2002年『スクービー・ドゥー』2003年『最終絶叫計画』 に出演しており、現在は2003年にスタートしたパメラが主人公のテレビ・アニメ・シリーズ『Stripperella』の声役として出演しています。

次回も、パメラです。お楽しみに！