デヴィッド・シュワイマーをご紹介致します。

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Vol. 13 『フレンズ』ロス役 デヴィッド・シュワイマーに迫る!

2005年8月31日
今回は、少し頼りないけれど"オタク"な感じがなんともいえず可愛らしいロス・ゲラー役を演じたデヴィッド・シュワイマーをご紹介致します。

両親は弁護士の一流家庭
『フレンズ』キャストの中で一番背が高く188センチもあるデヴィッド・シュワイマーは、1966年11月12日(彼の母親の誕生日でもあります)にニューヨークのクイーンズ・アストリアで生まれ、ロスアンゼルスで育ちました。父アーサーは上級裁判に関わる弁護士、母アーレン・コールマンは離婚弁護士で、エリザベス・テーラーや『ロザンヌ』(1988-1997)のロザンヌなど多くの有名人の離婚訴訟を担当した手腕弁護士として有名な方です。1歳年上の姉がおりデヴィッドの母性本能をくすぐる雰囲気は、姉がいる弟独特のものなのかなとも感じられますよね。

育ちの良さも感じられるデヴィッドですが、裕福な家庭に育っているので当然のことなのでしょう。高校は、アンジェリーナ・ジョリーやニコラス・ケイジなど多くの有名人出身校であるビバリーヒルズ高校に通っています。

デヴィッドと演劇の出会いは、高校生の時でした。高校でドラマ・クラスに入ったデヴィッドは、夏休み前に、クラスのインストラクターからノースウエスタン大学演劇プログラムのサマースクールに参加するように勧められ、そこで彼は演劇の面白さを本格的に知ることとなるのです。

マルチな才能の持ち主
高校を卒業するとデヴィッドは演劇の面白さを教えてくれたノースウエスタン大学に入学。スピーチ/演劇の学士号を取得し大学を卒業したデヴィッドは、1988年に大学時代の仲間7人と共に「シカゴ・ルッキンググラス・シアター・カンパニー」を設立しました。

「シカゴ・ルッキンググラス・シアター・カンパニー」は、アメリカの演劇界に斬新で新しい風をふかせるべく集結した役者、脚本家、監督にデザイナーたちによって形成されており、現在では20人のメンバーがおり活躍しています。デヴィッドは役者としてルッキンググラスの『巨匠とマルガリータ』や『In the Eye of the Beholder』に出演し、大きな評価を得ました。監督業にも強い興味を示し、実際に何話か『フレンズ』の監督をした経験も持っています。舞台演劇が一番好きだと答えているデヴィッドは、演劇にどんどんとのめり込んでいくようになりました。

そして1991年に、人気ドラマシリーズ『素晴らしき日々』にゲスト出演し、デヴィッドはテレビデビューを果たしたのです。続けて『LA Law』『NYPDブルー』にゲスト出演し、1994年にヘンリー・ウィンクラー主演のコメディ・ドラマ『モンティ』にレギュラー出演しました。デヴィッドは、本当に順調に俳優としてのキャリアを重ねていったのです。

ロスはデヴィッドのために用意された
1993年、デヴィッドは米ABC局の新番組『Couples』のTVパイロット版で、ヘレン・スレ-ター演じるニーナの相手役「ジェイミー」を決めるオーディションに参加します。高校で同級生だったジョナサン・シルヴァーマンやジョン・クライヤーと競い合った結果、役はジョナサン・シルヴァーマンが演じることになりました。しかし、ABC局の方針により番組はボツになってしいました。

諦めきれなかった番組の制作者は、ドラマを再び蘇らそうと内容に手を加え、独身者が主人公となるドラマに仕上げて米NBC局に売り込みました。これが『フレンズ』だったのです。

デヴィッドは『フレンズ』のメインキャラクター6人の中で最初に出演が決定しており、演じるロスは、デヴィッドをイメージして作られたキャラクターという、役者にとってみれば嬉しい限りのオファーを受け、デヴィッドは『フレンズ』出演を決めたのでした。後の彼の活躍ぶりは皆さんがご存知の通りです。

デヴィッドの恋愛遍歴
母性本能をくすぐるデヴィッドが、これまでに恋愛をしてきた女性は落ち着いた雰囲気の綺麗な人ばかりです。

歌手のナタリー・インブルーリア、法律事務員のサラ・トリンブル、映画『Kissing a Fool』(1998)で共演したイスラエル生まれの女優ミリ・アヴィタル、歌手・モデルのジーナ・リー、モデルでハワイ生まれのロッシェル・サンチェス・オビットなどなど、髪の長いブルネットの女性が多いのも特徴です。

現在は、ロンドン在住のホテル従業員と交際していると噂されていますが、どの女性とも交際期間は短く、デヴィッドが結婚するのはまだまだ先のように感じられます。

『フレンズ』映画化?!
先日、デヴィッドとジェニファー・アニストンが『フレンズ』を映画化できないかと話し合ったと伝えられていますが、現実となれば最高ですよね!

俳優としても監督としても大活躍しているデヴィッドから、まだまだ目が離せそうにありません。

<次回はあのジョーイを演じるマット・ルブランクです!お楽しみに>

シカゴ・ルッキンググラス・シアター・カンパニーのHPはこちらです → //lookingglasstheatre.org/