Vol.105 ディズニーの正統派アイドル!演技力はピカイチのローラ・マラノ

ディズニー・チャンネルのアイドルたちといえば、「元気で健康、そしてハッピーな性格」が定番。しかし、多くのアイドルたちは成長するにつれ、「私はそんなにいい子じゃない」と反発する心が芽生えてしまうようです。ヴァネッサ・ハジェンズやセレーナ・ゴメスのように、「もっと大人っぽくなりたい」と思ったり、マイリー・サイラスのようにハメを外してエロ路線に走ったり。ファンにとっては、受け入れにくい変化もあるようですが、そんな彼女たちの「何事にも一生懸命」という姿勢は、いつになっても変わらないようです。

今、ディズニー・チャンネルで大人気の「オースティン & アリー」のアリー役のローラ・マラノも、「元気で健康、そしてハッピーな性格」そして、「何事にも一生懸命」な18歳の女の子。実は彼女、子役として長く活動しており、ディズニーを卒業した後も女優として立派なキャリアを積み上げるのではないかと期待されているのです。

今回は、芸歴が長い演劇派女優のローラ・マラノをご紹介します。


■ 演技、歌、ダンスに読書も大好き

ローラは1995年11月29日にカリフォルニア州のロサンゼルスで誕生しました。「オースティン & アリー」のオースティンを演じているロス・リンチの生年月日は1995年12月29日なので、ちょうど1ヶ月違い。何だか運命的なものを感じてしまいますよね。

ローラの父は大学の教授、母は元女優で、彼女は母親から演技の指導を受け5歳から子役として活動を開始。舞台で演技の腕を磨くだけでなく、沢山のテレビコマーシャルにも出演しており、キュートな魅力を振りまいてきました。

子役として忙しい日々を送ってきたローラですが、学校は大好きで友達も沢山いるそうです。サッカー、ピアノ、ヒップホップやタップダンス、歌も大好きで、自分で曲を作るのも得意。幼い頃から何百もの歌を作ってきたそうです。アクティブな性格ですが読書も好きだそうで、シェークスピア作品から「ハリー・ポッター」までジャンル問わず沢山の本を読むのだとか。姉とも仲良しで、家族仲は最高によいそうです。


■ 多くの映画やドラマに出演

表情豊かなローラは、かなり早い時期からTVドラマに出演するようになりました。2003年に「FBI失踪者を追え」で主役のアンソニー・ラパーリア演じるジャックの娘ケイト役にキャスティングされ、しっかりとした演技を披露。2006年には「ゴースト～天国からのささやき」で、夜肝試しをする子供たちのうちの一人として出演。同じ年、「デクスター 警察官は殺人鬼」でジェニファー・カーペンター演じるデボラの少女時代を演じました。

ローラは映画にも子役として出演。最初の映画はエイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ主演の「ジャケット」(2005)。キーラ・ナイトレイやダニエル・クレイグ、クリス・クリストファーソンら実力派が出演したこの作品で、ローラはキーラが演じたヒロインの少女時代を熱演し、観客に大きなインパクトを残しました。

(※初出の原稿で、上記パラグラフ内の映画「ジャケット」の情報に誤りがありました。お詫びして訂正します。)

声優としても活躍しており、「ファインディング・ニモ」(2003)、「アイス・エイジ2」(2006)などの有名なアニメ映画や、子供向けチャンネル、ニコロデオンのアニメ「The X’s」(2005)「Ni Hao, Kai-Lan」(2008)にも準レギュラーとして出演しています。

ローラは、クイズ番組「Are You Smarter Than a 5th Grader?」にもレギュラーとして出演(2007)。この作品は「小学5年生よりも頭いい?」というコンセプトのゲームショーで、ローラはインタビューで彼女は、「私が出たこと、学校ですごく話題になったのよ」と嬉しそうに明かしています。


■ 私立校に通う多忙なアイドル

2011年から放送スタートした「オースティン & アリー」で主人公の一人、アリー役を演じ、トゥイーンやティーンのアイドル的存在となったローラ。通常、ドラマにレギュラー出演している子役は、撮影現場に派遣された教師から勉強を学ぶことが多いのですが、彼女は「本当の学校に通いたい!」と強く希望。多忙なスケジュールの中、今も学校に通い続けています。シーズン1最終話と期末試験が重なって、とてもストレスだったこともあると明かしていますが、「赤点なかったから大丈夫よ!」とにっこり。何事にも全力投球するという姿勢をファンに見せていました。

ドラマで披露した「Finally me」という曲の制作にはローラも加わっていましたが、実は彼女、将来的にはミュージシャンになりたいとのこと。ローラが大好きなバンドは、クイーン、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、大好きなミュージシャンはポール・マッカートニーだと告白しているので、古きよき時代のロックの要素が混じったミュージシャンになるかもしれませんね。

頭の回転の速いローラは化学式ジョークも大好きで、「酸素とカリウムがデートしました。OK～」、「酸素とマグネシウムがデートしました。OMg!!(オーマイゴッド)」、など、Twitterでよくジョークを飛ばしています。

157cmと小柄ながらもパワフルで周りの人たちをハッピーにする不思議な力を持つローラ。これからどんな女優に、そしてミュージシャンになるのか、楽しみに見守っていきましょう!


<次回は、「グッド・ラック・チャーリー」の元気娘、テディ役を演じるブリジット・メンドラーをご紹介します。お楽しみに!>

>>Vol.106 「グッドラック・チャーリー」で人気の美人女優:ブリジット・メンドラーへ