注目トピックス
Vol. 16 『ER』ロス役 ジョージ・クルーニーの素顔
エンターテイメント一家に生まれる
ジョージは1961年5月6日にケンタッキー州のレキシントンで生まれました。グリーン役のアンソニー・エドワーズとベントン役のエリック・ラ・サールが188センチという長身だからか、ジョージは背が低い印象がありますが、実際は180センチもあります。
長年テレビのアナウンサーとして活躍し、シンシナティにあるアメリカン・ムービー・クラシック局のホスト役として有名なニック・クルーニーを父に持つジョージは、従兄弟に俳優ミゲル・フェラー、叔父に俳優ホセ・フェレール、叔母に歌手のローズ・マリー・クルーニーとベティ・クルーニーと、エンターテイナー一家に生まれ育ちました。母親は、ニーナ・ウォーレンで準ミス・ケンタッキーに選ばれた美女でした。また、2歳違いの姉・アイダがいます。
ジョージは、アイリッシュ・アメリカンの血を濃く引いているとのことですが、ドイツ人の血も混じっているとのことです。ジョージは、敬虔なカソリック信者として厳しく育てられました。また、父親がキャリアアップするたびに引越しをしていたため、ジョージは幼児期何度も引越しをするという経験をもっています。
イースター・バニーのコスチュームでテレビ出演
ジョージの父は、自分の幼児期があまり幸福でなかったため、子供達には楽しくて幸せな幼児期を送って欲しいと願うようになります。ジョージが5歳になると自分がホストを勤めるトークショーのスタジオに連れていくようになったのも、子供達にブロード・キャスティングの世界を見せたかったからで、ジョージは、この番組に姉と共に出演することもありました。
ジョージの姉は、内気でシャイな性格だったため、テレビに出演することはあまり好きではなかったとコメントしていますが、ジョージは、テレビ独特の強いライトを浴びることをとても楽しみに思っていたそうです。父親にインタビューしてもらいたい一心で、イースターの時期がくるとイースター・バニーのコスチュームを来て父親のショーに出演していたとか。是非、見てみたいですよね。
成長すると共に、テレビの裏の部分も学ぶようになったジョージは、父親の番組の裏方として仕事をすることもありました。父親に影響を受け、一時期ブロードキャスト・ジャーナリストの仕事をしていた時期もありましたが、父親と比較されるのが嫌で短期間で辞めるという過去を持っています。
15歳でベル麻痺に侵される
15歳の時、ジョージは『The Pride of the Yankees』という映画を見て衝撃を受けます。そして、将来何になりたいか、自分の進路を決めたのです!と、言っても俳優になることではなくプロの野球選手になり、地元野球チームであるシンシナティ・レッドに入団して活躍するという目標をたてたのでした。
この映画を見た翌日、日曜の教会ミサに出ていたジョージは、顔の左側に強い痺れを感じました。その日の昼食、牛乳を飲もうとするものの、まるで寝ている人間に何かを飲ませるように口から溢れ出てしまうジョージを見て、両親はすぐに医者に連れて行きます。そこで、ベル麻痺という片面顔面麻痺症であると診断されたのです。
数週間でよくなるケースもあれば、数ヶ月かかったり、最悪の場合一生治らない可能性もあると言われる病気に、たった15歳でかかってしまったジョージの苦しみは相当のものだったそうです。しかし、病気に対して前向きな姿勢で取り組んだジョージは、目を見張るような回復を見せたのでした。
<次回もジョージ・クルーニーです。俳優としてのキャリア・恋愛歴などご紹介します。お楽しみに!>
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