注目トピックス
Vol.38 ジョニー・デップが大ブレイクしたドラマ
2007年10月3日
昨年公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・ チェスト」のギャラは2千万ドル(約23億円)だったと伝えられているジョニー・デップ。「稼いだ金の大半は、プライバシーを買うために使う」とコメントしていたことがありますが、彼をパパラッチのターゲットとなるハリウッド・スターにのし上げた「きっかけ」は、映画ではなくTVドラマでした。
今回も大ヒット作「21ジャンプ・ストリート」でブレイクし、時代を代表する銀幕スターに成長したジョニー・デップをご紹介します。
オスカー映画「プラトーン」にも出演
役者として出演した最初の映画「エルム街の悪夢」撮影時には、右も左も分からなかったジョニーでしたが、「バンドとは異なる映画の面白さ」を味わいオーディションを受けまくるようになります。ビッグ・チャンスはなかなか巡ってきませんでしたが、それでも1985年にB級映画「プライベート・ビーチ」に出演。1986年にはオスカーを受賞した「プラトーン」でもチョイ役を得ました。
バンド活動はずっとしていたものの、役者の方がキャリア的に成功するのではと確信したジョニーは「限界を感じた」として1986年にバンドから脱退。そして、そのすぐ後に米FOXネットワークで放送される新ドラマ・パイロットのオーディションの話がまわってきたのでした。
ジョニーがオーディションを受けた役は、一度すでに役者が決定していたものの白紙になってしまい、至急誰か変わりになる人を入れなければ、というものでした。他のキャストはすでに決定しており、脚本もあり、役のイメージも明確だったためスムーズに採用が決まるのではないかとクリエーターとネットワークは考えていたようです。
ネットワークはジョニーを却下
「特攻野朗Aチーム」などを手がけてきた「21 Jump Street」のクリエーター、パトリック・ハスバーグは5人オーディションした中でジョニーを見た瞬間「これだ!」と直感したそうです。オーディションに現れたジョニーは黒いレザージャケットを身にまとい、グリースで髪を固めており、パトリックは「まるで映画「理由なき反抗」から飛び出してきたような雰囲気だった」と振り返っています。
しかし、FOXネットワークの重役達はこぞってジョシュ・ブローリンがパーフェクトだと支持。パトリックはジョニーを使おうと訴えますが「ルックスがちょっと危険すぎる」「ちょっと若すぎる」と渋い顔をしたそうです。
それでにもパトリックはジョニーのことを「今まで会った俳優の中で一番才能があると確信した。たったの35秒しか会ってないのに、そう感じたんだ」と強く押し続け、ネットワークもしぶしぶ了承。ジョニーは役を獲得し、5年間出演するという契約を結ぶことになったのでした。
ティーンのアイドルスター誕生
1987年頭にドラマの撮影がバンクーバーでスタートし、4月12日にプレミアが放送。初回の視聴率はイマイチだったものの、回を重ねるごとに視聴率がうなぎのぼりとなりました。高い視聴率を稼ぎ出したのは、ずばりジョニーの存在でした。ルックスの良いジョニーはティーン雑誌で毎週のように特集されるようになり、それがドラマへの大ヒットに繋がったのです。
毎週数万枚ものファンレターがジョニー宛に送られていたそうで、「愉快なシーバー家」のカーク・キャメロンらと共にティーン雑誌の表紙を飾るようにりましたが、ジョニーは「俳優としての道を閉ざされたような感じで嫌だった」と振り返っています。しかし、そこはプロ。そんな複雑な気持ちを表には出すことはなく、ビジネスのためだと割り切りネットワークの指示に従い、インタビューもきちんと受けていたのです。
一方で、番組のクリエーターたちはジョニーを「コメディ的な演技も出来れば、かなりヘビーなシリアスシーンもこなせる。滅多にいないタイプの俳優」だと、役者として高く評価するようになっていました。
シェリリンと破局しジェニファーと交際へ
実はジョニーはあくまで映画俳優になりたかったため、長期間拘束されるテレビドラマのオーディションは避けていました。しかし、なかなか芽が出ないためチャンスを求めて「21 Jump Street」に応募したのです。見事採用され喜んだのもつかの間、5年契約を提示されジョニーはかなり引いたのだとか。
「まぁ、でもそんなに長続きしそうにないし・・・・・・大半のドラマはすぐにキャンセルされるし」と契約書にサインたそうですが、ドラマは大ブレイク。ジョニーは大半を撮影が行われているバンクーバーで過ごすようになります。LAに残っていた婚約中のシェリリン・フェン(「ツイン・ピークス」)とは遠距離恋愛となり、すれ違いが重なり結局破局してしまいました。
シェリリンとの破局にかなりダメージを受けていたジョニーですが、しばらくして映画「ダーティ・ダンシング」のジェニファー・グレイと出会い交際をスタート。2大スターの交際はパパラッチの標的となり追い掛け回されるようになります。ジョニーは切れやすいイメージがありますが、この頃はドラマのイメージのこと、ネットワークのことを考え相当我慢していたのだそうです。
<次回はドラマとウィノナ・ライダーとの交際を両立させた話などを中心に執筆します。お楽しみに!>
今回も大ヒット作「21ジャンプ・ストリート」でブレイクし、時代を代表する銀幕スターに成長したジョニー・デップをご紹介します。
オスカー映画「プラトーン」にも出演
役者として出演した最初の映画「エルム街の悪夢」撮影時には、右も左も分からなかったジョニーでしたが、「バンドとは異なる映画の面白さ」を味わいオーディションを受けまくるようになります。ビッグ・チャンスはなかなか巡ってきませんでしたが、それでも1985年にB級映画「プライベート・ビーチ」に出演。1986年にはオスカーを受賞した「プラトーン」でもチョイ役を得ました。
バンド活動はずっとしていたものの、役者の方がキャリア的に成功するのではと確信したジョニーは「限界を感じた」として1986年にバンドから脱退。そして、そのすぐ後に米FOXネットワークで放送される新ドラマ・パイロットのオーディションの話がまわってきたのでした。
ジョニーがオーディションを受けた役は、一度すでに役者が決定していたものの白紙になってしまい、至急誰か変わりになる人を入れなければ、というものでした。他のキャストはすでに決定しており、脚本もあり、役のイメージも明確だったためスムーズに採用が決まるのではないかとクリエーターとネットワークは考えていたようです。
ネットワークはジョニーを却下
「特攻野朗Aチーム」などを手がけてきた「21 Jump Street」のクリエーター、パトリック・ハスバーグは5人オーディションした中でジョニーを見た瞬間「これだ!」と直感したそうです。オーディションに現れたジョニーは黒いレザージャケットを身にまとい、グリースで髪を固めており、パトリックは「まるで映画「理由なき反抗」から飛び出してきたような雰囲気だった」と振り返っています。
しかし、FOXネットワークの重役達はこぞってジョシュ・ブローリンがパーフェクトだと支持。パトリックはジョニーを使おうと訴えますが「ルックスがちょっと危険すぎる」「ちょっと若すぎる」と渋い顔をしたそうです。
それでにもパトリックはジョニーのことを「今まで会った俳優の中で一番才能があると確信した。たったの35秒しか会ってないのに、そう感じたんだ」と強く押し続け、ネットワークもしぶしぶ了承。ジョニーは役を獲得し、5年間出演するという契約を結ぶことになったのでした。
ティーンのアイドルスター誕生
1987年頭にドラマの撮影がバンクーバーでスタートし、4月12日にプレミアが放送。初回の視聴率はイマイチだったものの、回を重ねるごとに視聴率がうなぎのぼりとなりました。高い視聴率を稼ぎ出したのは、ずばりジョニーの存在でした。ルックスの良いジョニーはティーン雑誌で毎週のように特集されるようになり、それがドラマへの大ヒットに繋がったのです。
毎週数万枚ものファンレターがジョニー宛に送られていたそうで、「愉快なシーバー家」のカーク・キャメロンらと共にティーン雑誌の表紙を飾るようにりましたが、ジョニーは「俳優としての道を閉ざされたような感じで嫌だった」と振り返っています。しかし、そこはプロ。そんな複雑な気持ちを表には出すことはなく、ビジネスのためだと割り切りネットワークの指示に従い、インタビューもきちんと受けていたのです。
一方で、番組のクリエーターたちはジョニーを「コメディ的な演技も出来れば、かなりヘビーなシリアスシーンもこなせる。滅多にいないタイプの俳優」だと、役者として高く評価するようになっていました。
シェリリンと破局しジェニファーと交際へ
実はジョニーはあくまで映画俳優になりたかったため、長期間拘束されるテレビドラマのオーディションは避けていました。しかし、なかなか芽が出ないためチャンスを求めて「21 Jump Street」に応募したのです。見事採用され喜んだのもつかの間、5年契約を提示されジョニーはかなり引いたのだとか。
「まぁ、でもそんなに長続きしそうにないし・・・・・・大半のドラマはすぐにキャンセルされるし」と契約書にサインたそうですが、ドラマは大ブレイク。ジョニーは大半を撮影が行われているバンクーバーで過ごすようになります。LAに残っていた婚約中のシェリリン・フェン(「ツイン・ピークス」)とは遠距離恋愛となり、すれ違いが重なり結局破局してしまいました。
シェリリンとの破局にかなりダメージを受けていたジョニーですが、しばらくして映画「ダーティ・ダンシング」のジェニファー・グレイと出会い交際をスタート。2大スターの交際はパパラッチの標的となり追い掛け回されるようになります。ジョニーは切れやすいイメージがありますが、この頃はドラマのイメージのこと、ネットワークのことを考え相当我慢していたのだそうです。
<次回はドラマとウィノナ・ライダーとの交際を両立させた話などを中心に執筆します。お楽しみに!>
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