注目トピックス
Vol.48 タイトルは観客が命名 「ザット ’70s ショー」
2008年8月27日
エミー賞に16部門でノミネートされうち1部門で受賞した大ヒットコメディ「ザット ’70s ショー」。受賞したのはコスチューム・デザイン賞でしたが、タイムカプセルから飛び出てきたようなレトロでファンキーな衣装は大きな話題となりました。
衣装だけでなく、70年代が舞台であったためマリファナもドラマにとって必要不可欠なアイテムとなりましたが、ネットワークは「ずばりマリファナと分かるようなブツは登場させないように」と指示。吸っているシーンは出てくるものの、煙にぼかしたように表現されるようになったのです。
今回も様々な話題を振りまいたメガヒット・シットコム「ザット ’70s ショー」の裏話をご紹介いたします!
無秩序VS秩序
若い世代のキャスティングが決定した後、親世代のキャスティングが行われました。子供たち、得に主人公エリックの両親を選ぶにあたり、制作スタッフが重視したのはずばり「秩序」でした。
若い世代はアナキー、つまり無秩序であり、親世代が対照的に秩序を重んじることにより、その掛けあいがドラマをいっそう面白く演出させるだろうと考えたからです。その結果、70年代の典型的&理想的な両親役として、エリックの母親キティー・フォアマンは「フレンズ」などに出演していたデブラ・ジョー・マップ、厳格な父親レッド・フォアマンは「スター・トレック」シリーズに出演していたカートウッド・スミスが選ばれたのでした。
ドナの母親ミッジ・ピンチオッティは「チャーリーズ・エンジェル」でブレイクしたタニア・ロバーツが演じており、父親ボブ・ピンチオッティは「Timecop」など数多くのドラマに出演しているドン・スタークが演じることになりましたが、製作総指揮者のマーク・ブラジルは「ドナの両親については、キャラクター的にぶっ飛びすぎていて失敗したかもしれない」と語っています。
タイトルは観客が命名
若い世代を演じる役者たちが初めての顔合わせをしたのは1998年夏。撮影がスタートする少し前のことでしたが、まるで何年も友達でいるようなしっくりした雰囲気になったそうで、クリエーターのボニーとテリーはドラマは必ず成功するだろうと確信したそうです。
ドラマのタイトルは最初「Teenage Wasteland」でしたが、撮影が進むにつれ「変更した方がよいのでは?」となり、「Kids are allright」に変更され、再びペンディングとなりました。シットコムであるため、ほとんどの撮影は観客の前で行われるのですが、何度も見に来た観客がドラマの話をする際に「ほら、何だっけ?あの70年代の番組」と表現するようになったのです。
これを聞いたテリーは、「これこそぴったりのタイトル」と思うようになり、ドラマは「あの70年代の番組(That ’70s show)」=「ザット ’70s ショー」と正式に命名されたのでした。
プレミアは大成功
1998年8月23日「ザット ’70s ショー」のプレミアが米FOXネットワークで放送されました。アメリカでは新ドラマ・コメディは9月に入ってからプレミアが放送されることがほとんどなのですが、FOXはあえて一足早い8月に放送することを決定したのです。それだけ番組に期待していたのでしょう。
ホットな若者たちが繰り広げる70年代を舞台にしたタイムカプセルのようなシットコム「ザット ’70s ショー」のパイロットは、局の期待通り高視聴率をマーク。シーズン1の視聴率はアップ・ダウンがあったものの、シーズン2への番組継続は当然のように決定したのでした。
レオの登場
シーズン2では1970年代そのものといったキャラクターレオが登場。ヒッピーな外見だけでなく、生き方そのものが「本物の70年代」で、ドラマにとって強烈なスパイスとなったのです。演じているのは、「マイアミ・バイス」などに出演しているトミー・チョンで、後にとんでもないことをしでかしてしまうのですが、どこか憎めない役者として多くのファンを獲得しました。
エリックの姉ローリーもシーズン2から登場する回数が増えました。演じているのは「チャームド 魔女三姉妹」などに出演していたリサ・ロビン・ケリーで、エリック役のトファー・グレイスと息のあった演技が好評となりました。
2000年5月に51話目が終わった直後、ネットワークは52話を発注。また、新シリーズが始まるまで、これまで放送してきたエピソードを週6日続けて放送することで、さらなる視聴者を確保を目指したのです。アシュトン・カッチャーら若い世代を演じている役者たちは、新シリーズ撮影開始までの期間に映画に挑戦。それぞれがヒットし、「ザット ’70s ショー」シーズン3は高視聴率をマークし続け、火曜日放送の番組としてはFOX史上最高視聴率を獲得するまでに大成長したのでした。
<次回は、「ザット ’70s ショー」キャストたちの恋愛話についてです。お楽しみに!>
衣装だけでなく、70年代が舞台であったためマリファナもドラマにとって必要不可欠なアイテムとなりましたが、ネットワークは「ずばりマリファナと分かるようなブツは登場させないように」と指示。吸っているシーンは出てくるものの、煙にぼかしたように表現されるようになったのです。
今回も様々な話題を振りまいたメガヒット・シットコム「ザット ’70s ショー」の裏話をご紹介いたします!
無秩序VS秩序
若い世代のキャスティングが決定した後、親世代のキャスティングが行われました。子供たち、得に主人公エリックの両親を選ぶにあたり、制作スタッフが重視したのはずばり「秩序」でした。
若い世代はアナキー、つまり無秩序であり、親世代が対照的に秩序を重んじることにより、その掛けあいがドラマをいっそう面白く演出させるだろうと考えたからです。その結果、70年代の典型的&理想的な両親役として、エリックの母親キティー・フォアマンは「フレンズ」などに出演していたデブラ・ジョー・マップ、厳格な父親レッド・フォアマンは「スター・トレック」シリーズに出演していたカートウッド・スミスが選ばれたのでした。
ドナの母親ミッジ・ピンチオッティは「チャーリーズ・エンジェル」でブレイクしたタニア・ロバーツが演じており、父親ボブ・ピンチオッティは「Timecop」など数多くのドラマに出演しているドン・スタークが演じることになりましたが、製作総指揮者のマーク・ブラジルは「ドナの両親については、キャラクター的にぶっ飛びすぎていて失敗したかもしれない」と語っています。
タイトルは観客が命名
若い世代を演じる役者たちが初めての顔合わせをしたのは1998年夏。撮影がスタートする少し前のことでしたが、まるで何年も友達でいるようなしっくりした雰囲気になったそうで、クリエーターのボニーとテリーはドラマは必ず成功するだろうと確信したそうです。
ドラマのタイトルは最初「Teenage Wasteland」でしたが、撮影が進むにつれ「変更した方がよいのでは?」となり、「Kids are allright」に変更され、再びペンディングとなりました。シットコムであるため、ほとんどの撮影は観客の前で行われるのですが、何度も見に来た観客がドラマの話をする際に「ほら、何だっけ?あの70年代の番組」と表現するようになったのです。
これを聞いたテリーは、「これこそぴったりのタイトル」と思うようになり、ドラマは「あの70年代の番組(That ’70s show)」=「ザット ’70s ショー」と正式に命名されたのでした。
プレミアは大成功
1998年8月23日「ザット ’70s ショー」のプレミアが米FOXネットワークで放送されました。アメリカでは新ドラマ・コメディは9月に入ってからプレミアが放送されることがほとんどなのですが、FOXはあえて一足早い8月に放送することを決定したのです。それだけ番組に期待していたのでしょう。
ホットな若者たちが繰り広げる70年代を舞台にしたタイムカプセルのようなシットコム「ザット ’70s ショー」のパイロットは、局の期待通り高視聴率をマーク。シーズン1の視聴率はアップ・ダウンがあったものの、シーズン2への番組継続は当然のように決定したのでした。
レオの登場
シーズン2では1970年代そのものといったキャラクターレオが登場。ヒッピーな外見だけでなく、生き方そのものが「本物の70年代」で、ドラマにとって強烈なスパイスとなったのです。演じているのは、「マイアミ・バイス」などに出演しているトミー・チョンで、後にとんでもないことをしでかしてしまうのですが、どこか憎めない役者として多くのファンを獲得しました。
エリックの姉ローリーもシーズン2から登場する回数が増えました。演じているのは「チャームド 魔女三姉妹」などに出演していたリサ・ロビン・ケリーで、エリック役のトファー・グレイスと息のあった演技が好評となりました。
2000年5月に51話目が終わった直後、ネットワークは52話を発注。また、新シリーズが始まるまで、これまで放送してきたエピソードを週6日続けて放送することで、さらなる視聴者を確保を目指したのです。アシュトン・カッチャーら若い世代を演じている役者たちは、新シリーズ撮影開始までの期間に映画に挑戦。それぞれがヒットし、「ザット ’70s ショー」シーズン3は高視聴率をマークし続け、火曜日放送の番組としてはFOX史上最高視聴率を獲得するまでに大成長したのでした。
<次回は、「ザット ’70s ショー」キャストたちの恋愛話についてです。お楽しみに!>
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