注目トピックス
Vol.59 伝説のドラマ「ダイナスティ」の危機
2009年7月29日
「ダイナスティ」を大ヒットドラマへと成長させたのは、シーズン2からアレクシス役を演じているジョーン・コリンズでしたが、当初彼女のギャラは1話につき2万ドル(日本円で約200万円)でした。
シーズン5が終わりシーズンブレイクに入ったとき、ジョーンは「自由に外出もできず、玄関に出ることもできないほど注目されるようになり、プライベートが全くない日々を過ごしている」のに2万ドルは少ないとプロデューサーに抗議。このままだと降板すると主張し、なんと3倍の6万ドル(日本円で約600万円:1話につき)のギャラを得るようになったのです。
今回もTV史の歴史を作った巨匠アーロン・スペリングの名作「ダイナスティ」を、ご紹介いたします!
スキャンダルに幕を開けたシーズン6
結婚式最中、テロ攻撃を受け、皆が倒れるというショッキングな終わり方をしたシーズン5で、どのキャラクターが一体死んだのかと注目されていた「ダイナスティ」。しかし、それを上回るショッキングなニュースが7月に入ってきました。ロック・ハドソンがエイズ末期だと報じられたのです。
タブロイド誌は撮影でロックとキスをしたにリンダ・エバンスを中心に「ダイナスティ」のキャストたちがエイズ感染!と騒ぎたて、ネットワークの意向もありキャストたちは念のためHIV検査を受けることになりました。
結果、全員が陰性となり一件落着となったのですが、騒ぎがあった3ヵ月後の1985年10月。ロックはビバリーヒルズの自宅で息をひきとりました。59歳の若さでした。
もがき苦しんだシーズン6
シーズン5のテロ攻撃で死んだキャラクターは、準レギュラー2人だけとし、シーズン6はきらびやかにスタートしたものの、プリミアの視聴率は伸びず、人気コメディ「コズビーショー」が最高視聴者数を獲得。
裏番組にはシーズン4に突入し人気絶好調の「Cheers!」、1984年からスタートし視聴率を伸ばしていた「Night Court」が放送されていたこともあり、トップまで登りつめた「ダイナスティ」は週を追うごとに転落し、あっという間にトップ10から外れてしまいました。
俳優、プロデューサー、ネットワーク。それぞれがお互いを責め合い、現場は険悪な雰囲気となっていたそうです。そしてシーズン6終了後、妊娠が発覚したパメラ・ベルウッドがクビに。シーズン1第1話から出演していたにもかかわらず、あっさりと降板させられキャストの間に衝撃が走ったといいます。
ほかにもキャサリン・オクセンバーグが1話につき1万5千ドル(日本円で約150万円)のギャラを少し上げて欲しいと交渉を持ちかけたことにより降板させられてしまいました。
私生活も大荒れだったジョーン・コリンズ
シーズン6がスタートした1986年秋。当時、最も人気があったドラマ「私立探偵マグナム」の放送日が日曜日から「ダイナスティ」と同じ水曜に変更されたため、「ダイナスティ」はさらに視聴率を下げ、なんとトップ20以下になってしまいました。
どうにかして「ダイナスティ」をもりあげよう、第2の「ダイナスティ」を!と制作されたスピンオフ「The Colbys」も不調で、プロデューサーらは苦し紛れに「キャラクターがUFOにさらわれる」という展開まで出し、視聴者は完全に離れてしまい、シーズン2であっさりとキャンセルとなってしまいました。
そんな中、ジョーンは再びギャラの値上げを要求。というのも、当時彼女は4番目の夫でスイスで活躍する歌手ピーター・ホルムと泥沼離婚裁判中であり、連日メディアが殺到。身の危険を感じ常にボディーガードを2人連れて行動するほどで、湯水のようにお金を使っていたのです。
ジョーンは最終的にピーターへ18万ドル(日本円で約1800万ドル)を支払い、高級スポーツカーも譲り決着。とにかくお金が欲しかったジョーンは女優としてのプライドもかける意味で出演料アップを主張。プロデューサーも「最後のカケ」と、これを受け入れシーズン8が制作されることになったのでした。
<次回は「ダイナスティ」最終回です。お楽しみに!>
シーズン5が終わりシーズンブレイクに入ったとき、ジョーンは「自由に外出もできず、玄関に出ることもできないほど注目されるようになり、プライベートが全くない日々を過ごしている」のに2万ドルは少ないとプロデューサーに抗議。このままだと降板すると主張し、なんと3倍の6万ドル(日本円で約600万円:1話につき)のギャラを得るようになったのです。
今回もTV史の歴史を作った巨匠アーロン・スペリングの名作「ダイナスティ」を、ご紹介いたします!
スキャンダルに幕を開けたシーズン6
結婚式最中、テロ攻撃を受け、皆が倒れるというショッキングな終わり方をしたシーズン5で、どのキャラクターが一体死んだのかと注目されていた「ダイナスティ」。しかし、それを上回るショッキングなニュースが7月に入ってきました。ロック・ハドソンがエイズ末期だと報じられたのです。
タブロイド誌は撮影でロックとキスをしたにリンダ・エバンスを中心に「ダイナスティ」のキャストたちがエイズ感染!と騒ぎたて、ネットワークの意向もありキャストたちは念のためHIV検査を受けることになりました。
結果、全員が陰性となり一件落着となったのですが、騒ぎがあった3ヵ月後の1985年10月。ロックはビバリーヒルズの自宅で息をひきとりました。59歳の若さでした。
もがき苦しんだシーズン6
シーズン5のテロ攻撃で死んだキャラクターは、準レギュラー2人だけとし、シーズン6はきらびやかにスタートしたものの、プリミアの視聴率は伸びず、人気コメディ「コズビーショー」が最高視聴者数を獲得。
裏番組にはシーズン4に突入し人気絶好調の「Cheers!」、1984年からスタートし視聴率を伸ばしていた「Night Court」が放送されていたこともあり、トップまで登りつめた「ダイナスティ」は週を追うごとに転落し、あっという間にトップ10から外れてしまいました。
俳優、プロデューサー、ネットワーク。それぞれがお互いを責め合い、現場は険悪な雰囲気となっていたそうです。そしてシーズン6終了後、妊娠が発覚したパメラ・ベルウッドがクビに。シーズン1第1話から出演していたにもかかわらず、あっさりと降板させられキャストの間に衝撃が走ったといいます。
ほかにもキャサリン・オクセンバーグが1話につき1万5千ドル(日本円で約150万円)のギャラを少し上げて欲しいと交渉を持ちかけたことにより降板させられてしまいました。
私生活も大荒れだったジョーン・コリンズ
シーズン6がスタートした1986年秋。当時、最も人気があったドラマ「私立探偵マグナム」の放送日が日曜日から「ダイナスティ」と同じ水曜に変更されたため、「ダイナスティ」はさらに視聴率を下げ、なんとトップ20以下になってしまいました。
どうにかして「ダイナスティ」をもりあげよう、第2の「ダイナスティ」を!と制作されたスピンオフ「The Colbys」も不調で、プロデューサーらは苦し紛れに「キャラクターがUFOにさらわれる」という展開まで出し、視聴者は完全に離れてしまい、シーズン2であっさりとキャンセルとなってしまいました。
そんな中、ジョーンは再びギャラの値上げを要求。というのも、当時彼女は4番目の夫でスイスで活躍する歌手ピーター・ホルムと泥沼離婚裁判中であり、連日メディアが殺到。身の危険を感じ常にボディーガードを2人連れて行動するほどで、湯水のようにお金を使っていたのです。
ジョーンは最終的にピーターへ18万ドル(日本円で約1800万ドル)を支払い、高級スポーツカーも譲り決着。とにかくお金が欲しかったジョーンは女優としてのプライドもかける意味で出演料アップを主張。プロデューサーも「最後のカケ」と、これを受け入れシーズン8が制作されることになったのでした。
<次回は「ダイナスティ」最終回です。お楽しみに!>
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