注目トピックス
Vol.82 「アメリカン・アイドル」が生んだ大スター アダム・ランバート PART 3 ~ヨーロッパで初体験&開花~
2011年8月7日
アダム・ランバート
ゲイであることをオープンにしているアダム・ランバート。昨年9月にスタートした、若年層LGBT(LGBT:レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーをまとめて呼称したもの)の自殺防止プロジェクト「It Gets Better」に参加したり、若年層LGBTの自殺防止プログラム「Trevor Project」に、「Aftermath」の売り上げ全てを寄付したりと、悩める若者たちへの支援活動を積極的に行っています。
この活動が讃えられ、先日、アダムは「イコールリティ・カリフォルニア・アワード」を授与されました。アダムは、「今は、LGBTの平等な権利の獲得に向けて大きなステップを踏むという、重要な時期」「ゲイであることを申し訳ないと感じたり、自分のアイデンティティーを隠すだなんて、僕はしない。ゲイの男性であることを誇りに思うし、心地よく感じているからね」「アイデンティティーや性別、年齢、人種、宗教が異なる人々が、みんな平等であるように祈るよ」とコメント。受賞の喜びをかみしめていました。
今回も、近代アメリカのミュージックシーンをリードするアダム・ランバートをご紹介します!
■大学中退し、クルーズのシンガーに
ゲイであることをカミングアウトし、すっきりしたアダムは、大学入学前の夏、「グリース」の舞台に立ち、ミュージカルの面白さを再確認しました。予定通り大学には進んだものの、「自分の目標は定まったのだし、それに向って突き進むのみ!」と、数ヶ月で中退してしまいました。
すぐに職探しを開始したアダムは、豪華客船クルーズ・シップのショー・シンガーとして採用され、1年間ほど世界中の海で歌を披露しました。この頃、両親が離婚し、アダムは大ショックを受けます。
「びっくりした。そんなそぶりなんて全く見せなかったからね。でも、その後も両親はよい友人でいて、自分や弟にもこれまでと同じように接してくれたから、次第に受け入れられるようになったけどね」と、インタビューで複雑な心中を告白しています。
■ヨーロッパでハジけたアダム
クルーズ・シンガーとしての契約が満了したアダムは、ハリウッドに移住し、オーディションを受ける日々を送るようになります。間もなく、「HAIR」というミュージカルのヨーロッパ・ツアーのキャストとして採用され、舞台では裸にもなったそうです!
このツアーで滞在したドイツで、アダムのセクシュアリティは開花したとのことで、童貞を捨てたのもこの頃だったとか。「僕は21歳で、相手は男性。う~ん、でも初体験はあんまりよくなかったんだよ」と、アダムは振り返っています。
ドイツでは、クラブで大麻を吸ったり、色々なことを経験。ロックスターになりたい、ロックスターのように生きたいと思ったのもこのツアーの最中で、髪を黒く染めたのも、ヨーローッパでのことでした。
■ジュリアナ・マルグリーズの言葉が大きな自信に
2004年にドイツからロサンゼルスに戻ったアダムは、「クレイジーなことをしよう!ロックスターになろう!」と、ロック・オペラ・ミュージカル「The Ten Commandments」のオーディションを受け採用されます。ミュージカルの評判は散々でしたが、アダムのことは辛口評論家も絶賛。
その後、「The Zoidiac Show」に出演し注目を集めたアダムは、ミュージカルのスタッフから紹介されたミュージシャンとバンド「The Citzen Vein」を結成。ミュージカルとは異なる、バンドのフロントマンとして歌う事の楽しさを知るようになります。
しかし、バンドだけではお金にならず、人気ブロードウェイ・ミュージカルツアー「Wicked」に出演し、生活費を稼ぐように。ある程度お金が貯まったら、バンドに戻り、ロックスターとしての下地をつくり、なくなると「Wicked」に参加する、という生活が始まりました。
「このままではダメだ」と突破口をさぐっていたアダムは、2007年夏、アートの祭典「Burning Man Festival」に参加。そこで、彼は「何かがやって来るのを期待して待っているのではダメだ。自分で運を切り開いて行かなくちゃいけないんだ」と気がつきます。そして、ロックスターへの道を一気に突き進むことを決心したのです。
<次回は、「アメリカン・アイドル」での活躍、ロックスターへ、です。お楽しみに!>
この活動が讃えられ、先日、アダムは「イコールリティ・カリフォルニア・アワード」を授与されました。アダムは、「今は、LGBTの平等な権利の獲得に向けて大きなステップを踏むという、重要な時期」「ゲイであることを申し訳ないと感じたり、自分のアイデンティティーを隠すだなんて、僕はしない。ゲイの男性であることを誇りに思うし、心地よく感じているからね」「アイデンティティーや性別、年齢、人種、宗教が異なる人々が、みんな平等であるように祈るよ」とコメント。受賞の喜びをかみしめていました。
今回も、近代アメリカのミュージックシーンをリードするアダム・ランバートをご紹介します!
■大学中退し、クルーズのシンガーに
ゲイであることをカミングアウトし、すっきりしたアダムは、大学入学前の夏、「グリース」の舞台に立ち、ミュージカルの面白さを再確認しました。予定通り大学には進んだものの、「自分の目標は定まったのだし、それに向って突き進むのみ!」と、数ヶ月で中退してしまいました。
すぐに職探しを開始したアダムは、豪華客船クルーズ・シップのショー・シンガーとして採用され、1年間ほど世界中の海で歌を披露しました。この頃、両親が離婚し、アダムは大ショックを受けます。
「びっくりした。そんなそぶりなんて全く見せなかったからね。でも、その後も両親はよい友人でいて、自分や弟にもこれまでと同じように接してくれたから、次第に受け入れられるようになったけどね」と、インタビューで複雑な心中を告白しています。
■ヨーロッパでハジけたアダム
クルーズ・シンガーとしての契約が満了したアダムは、ハリウッドに移住し、オーディションを受ける日々を送るようになります。間もなく、「HAIR」というミュージカルのヨーロッパ・ツアーのキャストとして採用され、舞台では裸にもなったそうです!
このツアーで滞在したドイツで、アダムのセクシュアリティは開花したとのことで、童貞を捨てたのもこの頃だったとか。「僕は21歳で、相手は男性。う~ん、でも初体験はあんまりよくなかったんだよ」と、アダムは振り返っています。
ドイツでは、クラブで大麻を吸ったり、色々なことを経験。ロックスターになりたい、ロックスターのように生きたいと思ったのもこのツアーの最中で、髪を黒く染めたのも、ヨーローッパでのことでした。
■ジュリアナ・マルグリーズの言葉が大きな自信に
2004年にドイツからロサンゼルスに戻ったアダムは、「クレイジーなことをしよう!ロックスターになろう!」と、ロック・オペラ・ミュージカル「The Ten Commandments」のオーディションを受け採用されます。ミュージカルの評判は散々でしたが、アダムのことは辛口評論家も絶賛。
その後、「The Zoidiac Show」に出演し注目を集めたアダムは、ミュージカルのスタッフから紹介されたミュージシャンとバンド「The Citzen Vein」を結成。ミュージカルとは異なる、バンドのフロントマンとして歌う事の楽しさを知るようになります。
しかし、バンドだけではお金にならず、人気ブロードウェイ・ミュージカルツアー「Wicked」に出演し、生活費を稼ぐように。ある程度お金が貯まったら、バンドに戻り、ロックスターとしての下地をつくり、なくなると「Wicked」に参加する、という生活が始まりました。
「このままではダメだ」と突破口をさぐっていたアダムは、2007年夏、アートの祭典「Burning Man Festival」に参加。そこで、彼は「何かがやって来るのを期待して待っているのではダメだ。自分で運を切り開いて行かなくちゃいけないんだ」と気がつきます。そして、ロックスターへの道を一気に突き進むことを決心したのです。
<次回は、「アメリカン・アイドル」での活躍、ロックスターへ、です。お楽しみに!>
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