【セレブ・ファッション】Vol.13　エミー賞のファッションチェック　～個性派カラードレス編～

アメリカTV界最大のイベント、第63回エミー賞(The 63rd Primetime Emmy Awards)の授賞式がアメリカ現地時間9月18日におこなわれ、海外ドラマスターが艶やかな衣装で登場。

オーソドックスなイブニングドレスが主流となっていたが、やっぱり目立つのは自分らしくカラードレスを着こなす女優達。

個性派ドレスを選ぶ強者たちの着こなしテクをチェックしよう!


■「ママと恋に落ちるまで」コビー・スマルダーズ

目にも鮮やかなライトブルーのドレスで現れたのは、人気海外ドラマ「ママと恋に落ちるまで」(原題: How I Met Your Mother)で、ニュースキャスターのロビン役を演じるコビー・スマルダーズだ。


Andrew Evans / PR Photos

色味の強さをシルクシフォンのルーズなラインが和らげていて好印象。


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ふわっとしたパーマとドレスのエアリー感がマッチしている。


■「30 Rock」ジェーン・クラコウスキー
いつでも、どこでもハッピーオーラが振り撒けるのは人気海外ドラマ「アリー・myラブ」や「30 Rock/サーティー・ロック」で活躍するコメディ女優のジェーン・クラコウスキーだ。


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焼けた肌にシルバーパールのドレスがよく似合っている。ウエストのドレープにはスタイルアップ効果も。


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「アリー・myラブ」では共演者たちが続々と拒食症になるなか、ジェーンは自分の魅力を熟知しているのか、巨乳ぽっちゃり体型をキープ。そんな我が道をいくメンタルの強さが、このハッピーオーラを生んでいるのかもしれない。


■「Modern Family」ジュリー・ボーウェン
エミー賞コメディ・シリーズ部門で助演女優賞を獲得した「Modern Family」ジュリー・ボーウェンは、胸元がざっくり開いた総スパンコールのドレスで大人の色気をアピール。


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ゴージャスなドレスと対照的に、髪はラフにまとめられ、キメ過ぎないのが◎。


■「デクスター」ジェニファー・カーペンター

人気サスペンス・ドラマ「デクスター ～警察官は殺人鬼」で主人公デクスターの義理の妹デブラ役を演じているジェニファー・カーペンターは、ビジューが細かく縫い付けられた白いドレスをチョイス。


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深めのスリットから健康的な長い脚をのぞかせている。


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ただヌーディーなメイクと猫背で、すこし疲れた印象なのが残念。このメイクなら、髪はアップスタイルにするのがベターかも。


■「デクスター」ヴァネッサ・マラーノ

ベビーピンクに黒いパイピングのドーリーなドレス姿を披露したヴァネッサ・マラーノ。


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トップはコルセット風なのに対し、ふんわりと広がったスカートで小悪魔のようなセクシーさが全開だ。


■「デクスター」ジュリア・スタイルズ

ゲスト女優賞にもノミネートされていたジュリア・スタイルズは、薄いブルーグレーレーシィーなドレススタイルで注目されていた。


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マーメイドラインの裾には、細かくダーツがとられ、レースがきれいに広がっている。


■「ディフェンダーズ」ジャーニー・スモレット
「ディフェンダーズ 闘う弁護士」でリサ・タイラー役を演じるジャーニー・スモレットは、上品な紫のドレスで登場した。


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一歩間違うと地味になりすぎてしまう難しい色味だが、彼女の知的なイメージをバッチリ引き立たせている。

肌の色にマッチするサンダルのチョイスも素晴らしい。


■「ER」マリア・ベロ
人気海外医療ドラマ「ER 緊急救命室」でシーズン3から4まで小児科医のアンナ・デル・アミコ役を演じていたマリア・ベロは、大胆な柄が入ったワンショルダードレスをセレクト。


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限りなく白に近いピンク地にシルバーの模様がとても美しいドレスだが、全体的にカジュアルすぎるのが少し残念。


■「ER」カイル・リチャーズ
人気海外医療ドラマ「ER 緊急救命室」にナースのドリ役でカイル・リチャーズは、いまどき珍しいほどボリューミーな紺のドレス姿。


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色は今年大ヒットしたロイヤルブルーだが、パリッとした生地でボリュームのあるデザインだとどうしても古臭く見えがち。素材感を生かすならタイトなデザイン、デザインを生かすならシフォンのような薄手の素材を選ぶのが今年流。


■「The Office」エミリー・ケンパー
人気コメディドラマ「The Office」に出演するエミリー・ケンパーは、長めの前髪に囲み目メイクで、まるで日本の女性ファッション誌のモデルのような出で立ち。


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白とゴールドのスパンコールがまばゆいワンショルダードレスは、ゆったりとしたシルエットでカジュアルダウンされ、ゴージャスになり過ぎずgood。


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長めの前髪とメイクがソフトな印象を与えている。


■「CSI:マイアミ」エヴァ・ラルー
人気海外ドラマ「CSI:マイアミ」のエヴァ・ラルーは、ダンス衣装のような淡いピンクのドレスに身を包んだ。


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引き締まった脚を見せることで、ピンクのドレスも甘くなり過ぎていない。


■「フレンズ」アンナ・ファリス
人気海外ドラマ「フレンズ」でチャンドラーとモニカが引き取る双子の生みの親を演じていたアンナ・ファリスは、ゴールドの濃淡で模様をあしらった個性的なドレスで注目を浴びていた。


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ハイウエストに見えるよう計算された図柄の配置で、スタイルが抜群に良く見え、ブロンドのアンナによく似合っている。


■「Homeland」クレア・デインズ
映画「ロミオ+ジュリエット」でレオナルド・ディカプリオと共演して世界的にブレイクした女優クレア・デインズ。


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32歳になったクレアは、ミッドナイトブルーのスパンコールドレスでただならぬオーラを放っていた。


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16年ぶりのTVドラマ本格復帰作「Homeland」では、「24-TWENTY FOUR-」のアレックス・ガンサ、ハワード・ゴードンが製作総指揮を務めるサスペンス。

クレアは主人公のCIA捜査官キャリー・アンダーソンを演じ、「バンド・オブ・ブラザース」のダミアン・ルイス、「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のマンディ・パティンキンらと共演している。


■ハイディ・クルム
人気リアリティ番組「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」のホスト兼審査員を務めるハイディ・クルムは、裾がケイトウの花のようなミニドレス姿で抜群のスタイルを演出。


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さすが元トップモデルだけあって、ドレスの良さを引き出すための小物選びが秀逸だ。

先の尖ったベージュのパンプスもタイトにまとめられた髪も、すべてがドレスの可憐さを引き立たせている。


全4回にわたってお届けしたエミー賞特集。今年は、オーソドックスでタイトなデザインのロングドレスで、胸元を開け、ネックレスなどはあえてせずに、耳元にはアンティークな大ぶりのイヤリング、髪は無造作なダウンスタイルというスターたちがとにかく多かった。

ゴージャスなコーディネイトが光る一方で、サンダルのチョイスが悪かったり、髪をダウンスタイルにしたことでカジュアル過ぎる印象になってしまった人も…。おしゃれの上級テクが求められるレッドカーペットでは、スターたちも緊張しているのかもしれない。

(竹村　由紀子)