MCハマー、公務執行妨害で逮捕されていた! 警官による人種差別を訴える

80～90年代に一世を風靡したMCハマー(50)が、警察官に対する公務執行妨害の容疑で逮捕されていたことが明らかになった。その際、警官から受けた対応が人種差別的だったことから話題を呼んでいる。

ハマーは今月21日(木)、カリフォルニア州において、公務執行妨害の疑いで逮捕された。23日(土)に釈放されたハマーは、自身のツイッターにおいて、当時の出来事を詳細にツイート。それによると、「エルヴィス似のぽっちゃりした警察官が自分が運転していた車をノックするから、窓を開けたら開口一番『君は仮釈放か保護観察中かね?』と言われた」と、差別的な発言を受けたことを明かした。

さらにその警察官は、ハマーがIDカードを手渡す際に、ハマーを車の中から引きずり出そうとしたという。しかし、普段から鍛えているハマーをなかなか車から降ろすことの出来なかった警察官は、ついには銃を持ち出し、笛で応援まで呼び、その後ハマーを公務執行妨害罪で逮捕したということだ。

前科もなく、ただ車を運転していただけにしては、あまりにも理不尽な扱いを受けたハマーだが、「今回のことについて、憤慨する代わりに、僕の友人や同僚たちにとっても目の覚めるような、良い勉強になったということにするよ」と、冷静な姿勢を見せた。

警察当局は未だ何もコメントを発表していないが、真相やいかに。いずれにせよ、今後このような事件が起きないことを願うばかりである。