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アカデミー女優ハル・ベリーが衝撃の告白 「30年間セラピーに通っている」

2013年3月31日
アカデミー女優ハル・ベリー(46)が、英Hello Magazineの中で、過去のある事件が原因でセラピーに30年間通っていることを打ち明けた。

映画「チョコレート」でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞したハル・ベリー。彼女はセラピーに通うことで、愛する人から受けたひどい仕打ちに対処することができていると雑誌の中で語った。

「私の父はアルコール中毒でとても暴力的でした。私の母は誰かに打ち明けて、はけ口を作ってあげることの重要性を知っていました。だから私は人生においてストレスでつぶされそうな時、セラピーに通ったんです。セラピーは私の助けになってくれています」

セラピーは本当にハルの助けになっているようで、何か問題があるとき、誰にも当たることなくうまく問題と向き合うことができているようだ。ハルの父は自身の問題を暴力で解決しようとしたが、ハルは父と同じ道を辿りたくなかったのだ。

「自分が問題を抱えているからといって、周りの人にぶつけないように努力しています。そのために、私は悪いことがあっても仮面をかぶり、内側でなんとか解決しようとします。元気をだして、何食わぬ顔をして、そのまま前に突き進むだけ。何か問題を抱えていたとしても、そんな素振りをみせないので、ほかの人は私が苦しんでいるなんて気づくことさえありません」

ハルは娘をパパラッチから守るために、フランスへの移住計画や女優を引退する考えを以前示していたが、フランスへの移住許可が裁判所より却下されてしまった。

そのことについても語っており、「娘が18歳になるまでは、どこかへ行くということは難しいのかもしれません。でも娘が18歳になれば娘自身が決断を下せるので、彼女が行くところに私も行って余生を送りたいです」

それまではハルは良き母であることを目標としているという。

「母親でいることは毎日何かを学ぶということ。私は完璧ではないし、完璧な母親はいないと思っています。それに完璧な母親にはなろうとも思っていません。ただ、今自分が置かれている立場で最良な行動がとれるように努力しています」

苦しい過去がありながらも、セラピーの助けを借りてここまでやってきたハル・ベリー。娘のために尽くしたいと語るハルは、立派な“良き母”であるといえるだろう。
 
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