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「トランスフォーマー」第4弾は中国と合同で制作! 中国人キャストも起用

2013年4月5日
マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」シリーズ第4弾制作に中国が大きく関わることになることがわかった。英BBC Newsが伝えた。

米映画会社パラマウント・ピクチャーズは4月2日、「トランスフォーマー」第4弾の制作を、中国のChina Movie Channel(国営放送CCTV所有のチャンネル)とJiaflix Enterprises(ストリーミングサービス会社)と協力して行うことを合意したと発表。

発表された合意によると、「トランスフォーマー」第4弾の撮影の一部が中国で行われることになり、China Movie Channelが中国国内での撮影地を選ぶとのこと。中国人キャストも起用され、同会社がポストプロダクションを行う可能性があるという。

加えて、金額は明らかになっていないが、China Movie ChannelとJiaflix Enterprisesは「トランスフォーマー」第4弾に出資を求められているようだ。

つい先日、同パラマウント・ピクチャーズ制作のブラッド・ピット主演映画「ワールド・ウォー Z」が中国用に修正が加えられたとニュースになったばかり。

加えて、「アイアンマン3」を制作しているマーベルも、中国用に他国と異なる特別バージョンを公開することを発表しており、すでにマーベルは中国企業DMGと共同でいくつかのシーンの撮影を実施。中国特別版には中国スターのファン・ビン・ビンが登場するとも言わている。

「今回の取り決めは、ハリウッドスタジオとコラボする新しい時代の始まりなのです」とChina Movie Channelはコメントしている。

近年において中国市場はハリウッドにとって無視することができないほど拡大している。2012年の中国興行収入は前年より36%成長の27億ドル(約2,600億円)で、日本を抜き、アメリカに次ぐ世界2位の規模になった。また、世界の国別映画市場上位10位のうち、伸びが最も大きかったのが中国だった。

ハリウッドが中国にあわせた作品づくりを展開しはじめており、今後もハリウッド・中国合同の作品制作が多くなっていきそうだ。
 
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