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「鉄の女」サッチャー元英国首相を演じたメリル・ストリープが故人を追悼

2013年4月9日
強硬な性格から「鉄の女」と呼ばれた元英国首相マーガレット・サッチャーが4月8日に死去したが、映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」でサッチャー役を演じた人気女優メリル・ストリープ(63)が追悼の意を表した。

サッチャーは1979年、イギリス初の女性首相に就任。以後1990年に退任するまで保守的な政治方針を貫き、イギリス経済の立て直しに成功。さらにアメリカと強固な絆を結び、旧ソビエト連邦を崩壊へと導いた。

米Hollywood Reporterによると、メリルは、発作のため87歳で亡くなったサッチャーについて次のようにコメント。

「マーガレット・サッチャーは、彼女自身が望んだにせよ、そうでなかったにせよ、政界における女性の役割を考え直させたパイオニア的存在でした」

「彼女はとても強く勇気のある人で、私にとっては畏怖の念を抱かせる存在なんです」

サッチャーの苦労をしのぶと共に、故人の努力や忍耐について称えた。

メリルは、2011年に公開された映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」でサッチャー役を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞。彼女にとって2度目のアカデミー主演女優賞だっただけに、サッチャーへの思い入れもひときわ強かったことだろう。
 
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