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中国で「ジャンゴ 繋がれざる者」が突然の中止決定! 開始からわずか1分で上映ストップする劇場も

2013年4月12日
アカデミー賞脚本賞を受賞した、クエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」が11日に中国で公開初日を迎えたが、公開直後に突如上映中止になったと米Deadlineほか複数のメディアが伝えた。

タランティーノ監督初の中国上映作品となった「ジャンゴ」だが、公開初日に上映がキャンセルされるという異例の事態が発生。上映会社には「技術上の理由」と伝えられたそうだが、中国当局が上映中止を命じた可能性もあるとのこと。

一部の劇場では既に上映が始まっていたが、開始1分で上映が中止されたところもあった。今後上映が再会されるかどうかも不明となっている。

配給元のソニー・ピクチャーズは次のようにコメントしている。

「『ジャンゴ 繋がれざる者』の突然の上映中止を残念に思っています。現在、改めて公開日程を調整できないか、中国当局に働きかけている最中です」

今作品は、もちろん公開前に中国当局に検閲されていた。そして、血の色を濃くしたり、血しぶきの量を減らしたりといった修正は多少あったものの、暴力シーンはほぼ元のままで残されていた。それなのに今回の突然の中止に至ったのには、劇中のヌードシーンが関係しているのではないかと、匿名の映画関係者は語っている。

ハリウッドでは最近、中国当局の厳しい検閲に備えた対策が取られることが多い。先日も、ブラッド・ピット主演の「ワールド・ウォー Z」で、中国に関するあるシーンで修正が加えられたり、マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」第4弾では、中国と合同で制作されることが決定したりと、中国市場を気にした動きが報道されたばかりだった。
 
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