大統領選出馬が噂されるフレッド・トンプソン『Law & Order』を降板

米NBCネットワークの大ヒット長寿クライム・ドラマ『Law & Order』でマンハッタン地方検事アーサー・ブランチ役を演じているフレッド・トンプソンが番組を降板することが発表された。

これは番組の製作総指揮を務めるデック・ウルフがアメリカ現地時間5月31日に発表したもので、30日にフレッドから番組を降板したいと告げられ了承したとのこと。フレッドは、政治的な展開をどうするのかはまだ決めていないが、スケジュール的に来シーズンの撮影に参加するのはきつく皆に迷惑をかけることになるため降板したい、と説明したとのことだ。

フレッドは過去5シーズンにわたりブランチ役を熱演。高い評判をよび、この役で映画俳優組合賞を獲得している。

1994年から2003年もの間テネシー州の共和党上院議員を務めていたフレッドが、大統領選挙に出馬するとの噂は今年に入ってから絶え間なく流れているが、ここ1ヶ月で具体化してきていると言われており、NBCも5月に入ってすぐに「フレッドはおそらく降板するだろう」とのコメントを発表していた。

出馬に意欲的な発言もしているフレッドが参戦する場合、共和党候補として出馬することになる。共和党からはすでに10人もの候補者がいるが、経験、実績、知名度に付け加え2メートル近い身長のフレッドはカリスマ性に溢れており、出馬することになれば世論調査で一番の支持率を集めている前ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニと接戦になるのではと予想されている。