「パシフィック・リム」監督がＢ・カンバーバッチにラブコール! 「『フランケンシュタイン』に出演してほしい」

新作映画「パシフィック・リム」の日本公開を8月9日に控えているギレルモ・デル・トロ監督が、メアリー・シェリー原作の小説「フランケンシュタイン」の映画化企画に、ベネディクト・カンバーバッチを起用したいと考えているようだ。英The Daily Telegraphが伝えた。

デル・トロ監督は「フランケンシュタイン」の映画化企画を長年温めてきたようで、2009年には「パンズ・ラビリンス」に出演したダグ・ジョーンズをモンスター役に起用し、テスト撮影を行ったと伝えられていた。しかし、現在までのところ製作には至っていない。

ベネディクトは2011年にダニー・ボイル監督が演出した舞台「Frankenstein(原題)」で、ジョニー・リー・ミラーとともにW主演を果たした経験がある。この舞台では、カンバーバッチとジョニーがフランケンシュタイン博士役とクリーチャー役を交互に演じ、2人はイギリスで最も権威がある演劇・オペラに与えられるローレンス・オリヴィエ賞の主演男優賞をW受賞した。フランケンシュタイン博士、クリーチャー、どちらの役柄でもベネディクトの演技はお墨付きということだ。

過去に公開された「フランケンシュタイン」映画では、ケネス・ブラナー監督、ロバート・デ・ニーロ主演の作品が有名。ダニエル・ラドクリフが主演を演じるタイトル未定の新作の企画が進行中であるほか、アーロン・エッカート主演の「I, Frankenstein」も企画進行中となっている。

ベネディクトは、デル・トロ監督の呪われた屋敷を舞台にした新作「Crimson Peak(原題)」に出演することが決定している。

ベネディクト、デル・トロ監督はともに新作プロモーションのために今月来日予定。ベネディクトは「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を引っさげ、15日に来日、16日に舞台挨拶に登壇する予定となっている。デル・トロ監督は、「パシフィック・リム」を引っさげ、27日に来日する予定だ。