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米4大スタジオが脚本家との契約を破棄

2008年1月17日
20世紀フォックス・テレビジョン、CBSパラマウント・ネットワーク、NBCユニバーサル&ワーナー・ブラザーズ・テレビジョンが、脚本家とのディベロップメント/制作契約を破棄したことが明らかになった。

これはアメリカ現地時間15日にロサンゼルス・タイムズ紙が報じたもので、11日から65以上もの契約が破棄されているとのこと。スタジオは脚本家と50万ドル~200万ドルの年間契約金を結んでおり、新しい番組のコンセプトなどを出させている。

1月はパイロットシーズンの始まる月であり、通常、ネットワークは新番組の脚本を発注するが、昨年11月から続いている全米脚本家協ストライキのため新しい脚本がない状態となっている。長引くストは来シーズンのTVドラマ/コメディ放送を脅かしているといわれているが、脚本家との契約を破棄し始めたことにより、その懸念が現実的となった。

「Joan of Arcadia」「Judging Amy」など人気ドラマのプロデュースと脚本を手がけているバーバラ・ホールは「契約を破棄されるのは予想外のことだった」「スタジオの戦略が何のなのか見えないが、自分が犠牲者の一人なのは間違いない」とコメント。スタジオの決断が全米脚本家協会のストライキにどのような影響を与えるかが注目されている。