元ロストプロフェッツのイアン・ワトキンス、児童性虐待容疑を認める

今年10月に解散を発表した英ロック・バンド、ロストプロフェッツの元リード・シンガー、イアン・ワトキンス(36)が26日(イギリス時間)、複数の児童性虐待容疑で有罪を認めた。

ワトキンスは2012年12月、乳児や児童への性虐待容疑を含む24件の容疑で逮捕されたが、これまではその全てを否認していた。

26日の公判では、「1歳児への性虐待」や、「子どもを虐待し、児童ポルノを制作するようにグルーピーを促した」容疑などを含む、11件の容疑で有罪を認めたと米「ビルボード」誌は報じている。

また、英BBCは、ワトキンスは13歳以下の児童への強姦未遂容疑や性虐待容疑を認めたものの、強姦容疑では有罪を認めなかったと伝えた。事件では他にも2人の女性が、ワトキンスと同様の容疑で有罪を認めた。

「Wales Online」によると、検事はワトキンスについて、「今回の答弁に基づき、彼は自身が徹底した小児愛者であることを認めたことになります」と法廷で語ったという。

「彼は今回の事件における被告の女性たちの2人の乳児を相手に、重大な性犯罪に至りました。それだけでなく、その行為を記録していたのです。虐待の様子を収めた複数の記録が、警察によって発見されています」

1997年に結成されたロストプロフェッツは、「Last Train Home」などのヒットをきっかけに人気を集めた。日本でも何度も公演を行っており、ワトキンスが逮捕される1ヶ月前の2012年11月にも来日が予定されていたが、中止となっていた。

裁判官は法廷で、「この事件に関する裁判は行われません。被告は全員がほぼ全ての容疑で有罪を認めました。皆さんは非常に生々しく痛ましい証拠を目撃せずに済んだのです」と語った。ワトキンスへの判決は現地時間12月18日に下される予定だ。(MTV News)