パトリック・スウェイジ新ドラマに出演

「ダーティ・ダンシング」「ゴースト/ニューヨークの幻」など数多くのハリウッド映画に出演しており、今年3月にすい臓癌の治療を受けていることをカミングアウトしたパトリック・スウェイジが新ドラマに出演することが明らかになった。

米NYタイムズが報じた内容によると、パトリックが出演するのは米A&Eネットワークで放送されるソニー・スタジオ制作の新ドラマ「The Beast」。演じるのは主人公の「異端者だが優秀なFBIベテラン捜査官」で、ハードエッジで妥協しない独特なスタイルで新人パートナーを育てていくというストーリーとのことだ。

「The Beast」は3月にプライムタイムドラマとして放送されることが発表される予定だったが、プレス発表前日にパトリックが癌と告知されたことを伝えペンディング状態となっていた。パトリックはプロデューサーや制作スタジオに告白した際「必ず回復してこの作品に出演する」と説明していたという。

今回、A&Eは13話を発注したとのことで、今夏シカゴで制作がスタートし、2009年頭に放送が開始となる予定。同局はドラマを「エモーショナルなナレーション、グイグイ引き込まれる設定、そしてアクションの要素もあるユーニクな作品」になると説明しており、パトリックの健康面に関しては「担当医は仕事に復帰してもよいとゴーサインを出した」と発表している。また、パトリックはソニー・スタジオに対して「体調は最高だ。俺はカーボーイだし、ダンサーなんだよ。(癌を完全に)克服するさ」と語ったと報じられている。

「The Beast」の製作総指揮は「ザード・ウォッチ」などを手掛けたジョン・ロマノらが担当し、「素晴らしき日」など数多くの人気ドラマを手掛けたマイケル・ディナーが監督する。また、新人捜査官はトラヴィス・フィメルが演じることが決定している。