ブリトニー・スピアーズ、キャリアにおける苦悩を明かす

ブリトニー・スピアーズの特別番組「I AM Britney Jean」が現地時間22日、米E!チャンネルで放送された。

番組は現地時間27日にスタートするラスベガスでの常設公演を前にした4ヶ月間に焦点を当て、写真撮影や衣装合わせ、クリエイティブ・ミーティング、ダンサーのオーディション、リハーサル、「Work Bitch」と「Perfume」のビデオ撮影などに密着した。

ブリトニーは番組の中で自身のキャリアを振り返り、「仕事を始めた頃は、他人の意見は気にしていなかったの。ただそこに居られるだけでハッピーだったわ」と語っている。

「“最高ね”って思っていたのだけど、その10年後には、“オーマイガッド、インターネットに意地悪なことがたくさん載っているじゃない”って気づいたの」

プライベートでトラブル続きだった2007年には、パパラッチから執拗に追い回され、家を出るのも大変だった。彼女は当時について、「あれは苦しい時期だったわ。私は混乱していたの」と明かした。

また、「私はシャイな人で、あまりにもシャイだから、本当はこの業界に向いていないの。そんなに上手に対応できていないわ」と自己分析したブリトニーは、32歳になった現在も自分の考えを語る上で苦労しているそうだ。

「ビッチになるべきだと言っているわけではないけれど、この業界では、声を大にして自分の意見を述べた方が良い場面がたくさんあるわ。私はそれに苦労しているの」と彼女は説明した。

特にプレッシャーを感じている時は、自分の考えをうまく話せないのだと彼女は言う。「私は時々プレッシャーに追いつめられて、内にこもってしまうの。全てを内に秘めてしまいがちで、あまり自分自身を表現しなくなってしまう。本当にナーバスな時は、すごく大人しくなるわ。でも、プレッシャーを感じながらも、よくやってきたと思う」

一方、ブリトニーはラスベガスのプラネット・ハリウッドで行われる常設公演を楽しみにしているといい、「心と魂を捧げるつもり」と意気込みを語った。2年間の常設公演を行うことで、2人の愛息ショーン・プレストン君(8)とジェイデン・ジェームズ君(7)にも、安定した生活を与えることができると考えているそうだ。

「(ラスベガスは)子どもや家族にとっても、とても良い場所だと思ったの。ある意味、理想的なシチュエーションだったのよ」とブリトニーは述べた。

母親になったブリトニーは、これまでのツアーよりも家族向けのショーを考えている。ショーン・プレストン君が誕生する前の年に行われた「ホテル・オニックス・ツアー」を例に挙げたブリトニーは、「最近はあそこまで乱れるようなことはしないのよ」と語った。(MTV News)