「ワイルド・スピード」故ポール・ウォーカーが演じたキャラクターは脚本上どう扱われるのか？[ネタバレ]

大人気映画「ワイルド・スピード」シリーズで長年主演を務めた俳優のポール・ウォーカー(享年40)の急死により、プロダクションの変更が余儀なくされていた同最新作だが、この度ポールが演じていたブライアン・オコナー役の脚本の変更点が明らかになった。

昨年、同シリーズ6作目となる映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」が公開され大ヒット。早々に続編「Fast and Furious 7(原題)」の製作が決定し、撮影もスタートしていた矢先、ブライアン役を演じていたポールが11月30日に事故死。ポールの死を受けて、同作の配給会社である米ユニバーサル・ピクチャーズは、製作の無期限休止を発表。しかし、12月23日には同シリーズの共演者ヴィン・ディーゼルが7作目の全米公開日が2015年4月10日に決まったと自身のフェイスブックページで発表していた。

ポールの事故死以降、脚本家のクリス・モーガンは脚本の変更に着手。ポールが演じていた同シリーズの重要キャラクター、ブライアンがストーリー上どのように扱われるのか、注目されていた。そんな中、米Hollywood Reporterは、ブライアンは死ぬのではなく「引退」という形でシリーズを去ることになると伝えている。

同誌は、ブライアン役がシリーズ内で死を迎えるよりも引退という形の方が、ファンも喜ぶであろうし、ポールの事故直前までに撮り終えていたブライアンの場面映像をうまく使用することができると続けている。

このブライアン役の脚本の変更により、追加のシーンが脚本に加えられ、撮影も新たに行われることになるが、当初の全米公開日(2014年7月11日)から約8か月遅れの公開に変更されたことで、プロダクションは十分な時間をかけてシリーズ最新作を完成させることができる。仲間の死を乗り越えて作られる「Fast and Furious 7(原題)」の公開が待ちきれない。