ジャレッド・レトー、アカデミー賞ノミネートをパンケーキで祝福

サーティー・セカンズ・トゥ・マーズのフロントマンで俳優のジャレッド・レトーが16日(アメリカ時間)、映画「ダラス・バイヤーズクラブ」の演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

レトーは劇中で、HIV陽性により余命30日と宣告された主人公、ロン・ウッド(マシュー・マコノヒー)をサポートする、トランスジェンダーのレイヨンを演じた。先日発表された第71回ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞を受賞したほか、16日夜(アメリカ時間)に発表された第19回放送映画批評家協会賞でも助演男優賞に輝いている。

レトーはアカデミー賞にノミネートされたことについて、「この素晴らしいノミネーションに、完全に圧倒されています。人生でこのような言葉を書く機会が訪れるとは、考えたこともありませんでした」と文書を通じてコメントした。

「今日、あなた方は僕だけでなく、世界中でエイズと共に生きる全ての人々や、エイズにより亡くなった全ての人々に栄誉を授けてくださいました。彼らを認めてくれたこと、そして「ダラス・バイヤーズクラブ」を通じて彼らの苦悩を認めてくれたことに感謝します」

「今作は、何か特別なものを作り、ユニークで大切な物語に光を当てたいと考えた、信じられないほど情熱的で責任感の強いフィルムメーカーたちが描いた、興味深い物語です。僕はこのお祝いに参加できることを誇りに思い、皆さんにとても感謝しています」

さらにレトーは自身のオフィシャルサイトを通じて、「本当に素晴らしい気分で、この狂気の一員であることをものすごく光栄に思っています」とコメントした。

「これは絶対的な夢であり、自分の人生のために闘う人々を描いた、制作費400万ドルの映画に参加できたことを、僕はすごく誇りに思っています。全てのシーン、全ての撮影日において、途方もないやりがいを感じました」と続けたレトーは、「これから二度寝して、起きたらヴィーガン・パンケーキを作ります」とメッセージを締めくくった。

第86回アカデミー賞授賞式は、現地時間3月2日に米カリフォルニア州ハリウッドのドルビー・シアターにて開催される。作品賞を含む計6部門にノミネートされている「ダラス・バイヤーズクラブ」は、2月22日より全国で公開される。 (MTV News)