「ワイルド・スピード７」故ポール・ウォーカーの出演シーンは影武者とＣＧＩを使用か？

映画「ワイルド・スピード」シリーズで主演を務めてきたポール・ウォーカー(享年40)の急死により、制作がストップしていた映画「ワイルド・スピード」第7弾。来月より撮影が再開する同作で、ポールの出演シーンに影武者とCGI(コンピューターでつくられた画像と実写映像を組み合わせる技術)が使用されると伝えられた。

昨年、同シリーズ6作目となる映画「～ EURO MISSION」が公開され大ヒット。早々に続編「Fast and Furious 7(原題)」の製作が決定し、撮影もスタートしていた矢先、ブライアン役を演じていたポールが11月30日に事故死した。

ポールの死を受けて、一度は製作の無期限休止が発表されたものの、その後、全米公開日が2015年4月10日に決まったと共演者ヴィン・ディーゼルが発表していた。

4月よりアブダビで撮影が再開される「Fast and Furious 7 (原題)」だが、ポールの出演シーンを残すために影武者とCGIを組み合わせて撮影が行われると米The New York Daily Newsは報じている。

プロダクションに近い筋の情報によると、「ポールと体格のよく似た4名の俳優が雇われた」そうで、「ポールのキャラクターの動きの基本を作り上げていく」ようだ。また、「ポールの表情と声は、CGIを使用して付け加えられる」ことになるという。

今年初めには米Hollywood Reporterが現存している映像をもとにブライアンを「引退」という形でシリーズから送りだすことになると伝えており、ブライアンのエンディングはファンの納得のいく形で作られることになるようだ。

仲間の死を乗り越えて制作される「Fast and Furious 7」は、2015年4月10日全米公開予定。今から公開が待ち遠しい。